BTS・JINや『トンイ』のハン・ヒョジュなど、数多くの芸能人を指導してきた有名トレーナーのヤン・チスンが、過去に経験した詐欺被害について語った。
8月21日に韓国で放送された『実話探索隊』(原題)では、ヤン・チスンが2023年に遭遇した詐欺事件、そしてジム閉鎖に至るまでの経緯が明かされた。
ヤン・チスンは2019年、ソウルの高級住宅街にあるビル内にジムを開設し、「ここで長く活動したい」と抱負を語っていた。契約は不動産仲介業者を介さず、知人を通じて知り合ったファンのA氏と直接結んでいたという。
A氏は「10年、20年続けてほしい」と激励し、ヤン・チスンは2021年と2023年に契約を更新するなど、順調にジムを運営しているように見えた。
しかし2023年1月、2度目の再契約からわずか1カ月足らずで、江南(カンナム)区庁から「建物を無断占有している」として退去命令と賠償金請求を受ける事態に直面。そこで初めて登記簿を確認したヤン・チスンは、建物をめぐる複雑な事情と、“信じていたファン”A氏による詐欺の疑いを知ることになった。
今回、ヤン・チスンは番組で「事前に確認しなかった自分の責任も大きい」と自責したが、その後、同じような被害者が多数いることも知ったという。被害者たちは「突然の退去命令や事前告知の欠如で被害が拡大した」とし、自治体の管理不備を批判した。
詐欺被害によってジムを閉鎖したヤン・チスンは、最近の近況で以前よりやつれた姿を見せ、人々の胸を痛めている。スタートレーナーとして名を馳せた彼だが、思いもよらぬ詐欺事件に苦しめられた胸中を告白し、再び大きな注目を集めている。
(記事提供=OSEN)
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