元夫の同意得ず、冷凍胚で独断妊娠した韓国女優 弁護士ユーチューバーが私見「違法ではないが…」

2025年07月14日 話題

女優イ・シヨンによる第2子妊娠が大きな話題となるなか、人気弁護士ユーチューバーがこの問題について私見を述べた。

【写真】イ・シヨン、日本から批判殺到

7月13日、登録者数47万人超のYouTubeチャンネル『知っている弁護士』には、「猟奇的な彼女(到底理解できません)|イ・シヨンの選択(非同意+元夫+胚移植)」と題した動画が投稿された。イ・シヨンの選択を、法律的な観点から分析した内容だ。

イ・シヨンは8日、自身のSNSで「結婚生活中に体外受精で第2子を準備していたが、移植は行わないまま時間が過ぎ、自然と離婚の話が出るようになった」とし、「法律上の関係が整理される頃、胚の保管期限である5年が近づき、廃棄ではなく移植を選んだ」と明かした。さらに「元夫は同意していないが、すべての責任は私が背負う」と述べたことが、世間に衝撃を与えている。

この騒動に対し、チャンネル運営者のイ・ジフン弁護士は、「5年の保存期限は突然やってくるものではない」と述べた上で、「すでに離婚した元夫の遺伝子を持つ子どもを、なぜあえて産もうと思うのか。まだお互いに気持ちが残っていたわけでもないはずなのに」と、個人的な見解も交えてコメントした。

「知ってる弁護士」
(画像=「知ってる弁護士」)イ・シヨンの件について私見を述べるイ・ジフン弁護士

続けて、法的には、現行の「生命倫理および安全に関する法律」に基づき、体外受精によって作られた胚は夫婦の同意によって凍結保存されたものであり、現時点では違法と判断できる明確な条文は存在しないと説明。そのうえで「立法的な補完が必要だ」と付け加えた。

また、「胚を冷凍保存する段階では夫婦の同意が必要だが、廃棄前にも改めて同意を得るべきではないか。今回のイ・シヨンのケースをきっかけに、今後はパートナーへの再確認という煩雑な手続きが求められるかもしれない」と指摘。

さらに、「もし元夫がこの件に同意しておらず、“父親”であることを認めたくないと考えている場合、自身の血を引く子どもが存在するという事実そのものが、大きな精神的苦痛となり得る」との懸念も示した。

このような場合、元夫が“精神的苦痛”を理由に慰謝料を求めて損害賠償請求を起こす可能性もあるとして、「イ・シヨンと同じ立場の人が、こうした心理的被害に対する法的責任を問われることになるかもしれない」と述べた。

イ・シヨン
(写真提供=OSEN)イ・シヨン

最後にイ弁護士は、「今回のケースは結果的に“ハッピーエンド”かもしれないが、非常に難しい問題であることは間違いない」とし、「今後、同様の事例が繰り返されないよう、明確な法的基準を設けることが急務だ」と強調した。

(記事提供=OSEN)

◇イ・シヨン プロフィール

1982年4月17日生まれ。モデルを経て芸能界デビュー。ドラマ韓国版『花より男子』や『風の国』に出演して注目される。『富豪の誕生』『ゴールデンクロス』『一理ある愛』といったドラマでヒロインを務める傍ら、役作りのため始めたボクシングに目覚め、2012年にはアマチュア大会で優勝し、“ボクサー女優”としても有名に。近年は『Sweet Home-俺と世界の絶望-』や『グリッド』に出演。2017年に9歳年上の事業家と結婚し、長男をもうけるも、2025年3月に離婚を発表。同年7月に元夫との受精卵を独断で移植し、第2子を妊娠した。

【写真】イ・シヨンが削除した投稿

【写真】独島(=竹島)を訪問したイ・シヨン、日本から批判殺到

「がんばれ」vs「許されるのか」別れた夫の許可なく妊娠したイ・シヨンに賛否

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集