韓国の恋愛リアリティ番組『私はSOLO』(原題)に出演中の男性出演者が、女性への性的暴行の疑いで警察に逮捕されたと報じられた。
【画像】BLACKPINK・リサ似の『私はSOLO』出演者に疑惑
6月24日、『聯合ニュースTV』によると、ソウル麻浦(マポ)警察署が30代の男性パク氏を準強姦の疑いで緊急逮捕したと発表した。
パク氏は6月21日午前3時30分頃、ソウル麻浦区・西橋洞(ソギョドン)のある駐車場で、20代の女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。
警察はパク氏を緊急逮捕した後、拘束令状を申請し、裁判所は6月23日夜に令状を発付したという。
問題は、パク氏が恋愛リアリティ番組『私はSOLO』や『私はSOLO、その後も愛は続く』に連続して出演し、放送活動を続けていたことだ。
そもそも2021年7月から放送が始まった『私はSOLO』は、結婚を真剣に望む独身男女(通常6人ずつ計12人)が共同生活空間で5日間一緒に生活し、本気の恋愛・結婚相手を探す番組だ。
参加者のプライバシー保護のため、昔ながらの韓国の仮名が使用されている。リアルな人間ドラマが視聴者の共感やツッコミを呼び、人気を博しているが、一般人が出演するだけに、過去にも出演者のトラブルが続出している。
例えば6月12日には、『私はSOLO』に出演し、「資産200億ウォン(約20億円)」と話題を集めた第10期の“チョンスク”(仮名)ことチェ・ミョンウンの裁判が行われた。
彼女は2023年10月、タクシーをめぐって男性と口論になり、男性被害者の左側の顔を6回殴り、携帯電話を床に落として損壊し、通行人が聞いているなかで被害者に「チンピラ」という趣旨の発言をしたことで起訴された。
検察が懲役6カ月を求刑している状況だ。
また、2024年9月には、『私はSOLO』第19期の女性出演者である“スンジャ”(仮名)の強制入院説が浮上した。一部のオンラインコミュニティで、スンジャが救急車に強制的に連れて行かれたという目撃談と証拠画像が広がり、精神病院への強制入院説が提起された。
2023年2月には『私はSOLO』13期の出演者から性病をうつされたという暴露文が登場。ただし暴露された当事者は、制作陣を通じて「事実と違う」と反論した。
ただ、真相が明らかになっていない事象が多いのは、番組側が出演者関連の不祥事について、継続的に「芸能人ではない出演者の私生活と関連しては、詳しく答えることが難しい点をご了承お願いする」とだけ返答する、「確認不可」の立場を貫くからだ。
良くいえばプライバシーの保護だが、撮影が終われば「後は知らない」といった印象を与えてしまうのは否めない。
それでも今回逮捕されたパク氏の性的暴行が事実であれば、決して許されることではない。番組側もただ傍観するのではなく、出演者の選定や危機対応のあり方について、根本から見直す時期に来ているのではないだろうか。
(文=スポーツソウル日本版編集部)
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