韓国の総合コンテンツ企業「BY4M STUDIO」が、俳優専門のマネジメント会社「ABM COMPANY」を設立する。
【関連】「すべて嘘」BY4M、虚偽報道で“伝説的女優”に謝罪「ABM COMPANY」は「Artist Branding & Management(アーティスト・ブランディング&マネジメント)」の略で、単なる所属事務所という枠を超え、新人俳優のブランディングやコンテンツ連携、デジタルネイティブ世代(生まれたときからインターネットやデジタル機器が身近にあった世代)に特化した戦略を軸とする新概念のマネジメントシステムを構築するという。
BY4M STUDIOは、デジタルコンテンツ時代を牽引するストーリーテリングパートナーとして、映画、ドラマ、音楽、出版、広告など幅広い制作経験を有するコンテンツ企業で、最近では、配給・投資を手がけた映画『消防士 2001年、闘いの真実』『ヒットマン』『スンブ:二人の棋士』などのヒットにより、業界の注目を集めている。
今回のABM COMPANYの立ち上げは、「コンテンツ制作で得た興行データや流通チャネル、SNSを基盤としたバイラルのノウハウを新人俳優の成長に応用していく」というBY4Mの戦略的な意思表明である。
ABM COMPANYは、従来のマネジメントシステムの長所を取り入れつつ、マネジメントとブランディングを分離設計した「デュアルトラック構造」を構築し、俳優の演技力、ビジュアル、SNSの影響力を多角的に数値化して評価する「トリプルインデックス」方式の選考基準を導入する予定。
また、実力派制作会社との最適なマッチングシステムも構築し、急速に変化するコンテンツ市場に柔軟に対応できる新たな人材育成モデルを提示する方針だ。
BY4M STUDIOの関係者は、「ABM COMPANYは単なる“マネジメント”にとどまらず、俳優のブランディングとコンテンツの接続拠点としての役割を担う」と述べ、「従来の業界の枠組みを超えて、俳優個人が一つのブランドとなる構造を築いていきたい」と意気込みを語った。
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