薬物騒動の余波続く…俳優ユ・アイン、再び主演作の映画ポスターに姿なし

2025年05月08日 映画 #韓国映画

韓国で今夏公開予定の映画『Hi.5』が、個性豊かなキャラクターたちを描いたキャラクターポスター6種を公開したが、薬物使用で物議を醸した主演のユ・アインの姿は無かった。

【写真】ユ・アイン、予告編でも全カット

『Hi.5』は、臓器移植をきっかけにそれぞれ異なる超能力を手に入れた5人の男女が、その能力を狙う者たちと繰り広げる物語を描いたコメディアクション大作。

公開されたキャラクターポスターは、ビビッドな背景色と並外れたポーズ、そして超能力を発揮するキャラクターたちの姿で視線を引きつける。

映画『Hi.5』キャラクターポスター
(写真=NEW)『Hi.5』キャラクターポスター

まず、「心臓」を移植され怪力を得た“ワンソ”は、テコンドー少女らしい華麗なキックで、迫力あるアクションを予告する。「肺」を移植され、強風を巻き起こす能力を得た“ジソン”は、すべてを吹き飛ばすかのようなパワフルな勢いと、風になびく髪で印象を残す。

また、「腎臓」を移植して美貌に磨きがかかった“ソニョ”は、その能力がまだ明かされておらず、ベールに包まれた謎が観客の好奇心をくすぐる。「肝臓」を移植された“ヤクソン”は、すべてを癒せる“万能の手”を手に入れ、彼の爽快な活躍に期待が高まっている。

一方、「移植されたものはないのに?」というコピーとともに登場する“ジョンミン”は、超能力者たちの中でも“普通の人間”として存在感を発揮。唯一無二の娘“ワンソ”のために、父親として発揮できる最強の力で観客の心をつかむ予定だ。

最後に、「膵臓」を移植し、若返りの能力を得た新興宗教の教祖“ヨンチュン”は、すべてを見透かすような鋭い眼差しで緊張感を漂わせ、圧倒的なオーラを放っている。

多彩なキャラクターたちの個性が詰まったポスターを公開した映画『Hi.5』は、6月3日に韓国で公開予定だ。

一方、薬物使用の疑いで物議を醸した俳優ユ・アインの姿は、主演であるにもかかわらず、完全に消されていた。

ユ・アイン
(写真提供=OSEN)ユ・アイン

ユ・アインは、2020年から2022年にかけて薬物を181回投薬し、2021年から2022年にかけて他人名義で睡眠薬を44回不正処方されたとして、麻薬類管理法違反(向精神薬)などの容疑で在宅起訴された。

その後、控訴審で懲役1年・執行猶予2年、罰金200万ウォン(約20万円)、追徴金154万8000ウォン(約160万円)、社会奉仕80時間、薬物治療講義40時間の受講が命じられ、釈放された。

彼は今年3月に公開された映画『スンブ:二人の棋士』でスクリーンに“超高速復帰”を果たしたが、検察側が上告したため、現在は大法院(最高裁判所)の判決を待っている状態だ。

(記事提供=OSEN)

◇ユ・アイン プロフィール

1986年10月6日生まれ。本名オム・ホンシク、韓国・大邱(テグ)出身。2003年のドラマ『四捨五入』でAraの恋人役を演じ一躍有名に。デビューから1年でファンミーティングが開催されるほど異例の速さで人気を高めるが、芸能活動を一時休止。2006年から活動を再開し、様々なドラマや映画で助演を務める。2010年のドラマ『トキメキ☆成均館スキャンダル』で強い存在感を発揮し、ドラマ『ファッション王』『チャン・オクチョン』『密会』、映画『ワンドゥギ』『ベテラン』『王の運命 -歴史を変えた八日間-』『バーニング 劇場版』『#生きている』などの話題作に出演した

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