韓ドラ出演多数のアイドル出身女優の壮絶事故死から6年。いまだ残る謎と論争

2025年05月06日 話題

日本でも人気の韓国ドラマに多数出演した女優の故ハン・ジソンさんの悲劇的な死亡事故から、今日で6年の月日が流れた。

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事故が発生したのは2019年5月6日午前3時50分頃。場所は京畿道(キョンギド)の金浦(キムポ)市。仁川(インチョン)国際空港高速道路のソウル方面・金浦空港IC付近だった。ハン・ジソンさんは2車線上に車を停めて車外に出ていたところ、後方から走行してきたタクシーとSUV車に相次いではねられ、その場で命を落とした。

生前のハン・ジソンさん

深夜の高速道路、しかも走行中の2車線上に車を停めるという異常な状況に、事故直後から世間では疑問と衝撃の声が相次いだ。また、彼女が事故当時、酒に酔った状態だったことが明らかになると、さらなる波紋が広がった。

公開されたドライブレコーダー映像によると、3車線を走っていたある車両が2車線に停まっていたハン・ジソンさんの車を発見して速度を落としたが、その直後、後方から来たタクシーが避けきれず彼女をはねた。続いてSUVも彼女をひいてしまった。

当時、同乗していた夫は「尿意を催して車を停め、付近の植え込みで用を足して戻ってきたところ、すでに事故が起きていた」と警察に説明し、妻が車を停めた理由については「分からない」と語った。

しかし、事故をめぐる反応は一様ではなかった。若くして命を落としたことへの哀悼の声がある一方で、飲酒運転の危険性を指摘する厳しい批判も続いた。ハン・ジソンさんの過失によって後続車両の運転手たちが重大な事故に巻き込まれたという指摘も多く、一部のネットユーザーは彼女を「潜在的な加害者」として非難した。

さらに、事故前に彼女がSNSに投稿していた最後の写真が酒を飲んでいる場面だったことも物議を醸した。その投稿には「ウイスキーと焼酎のブレンドって聞いたから頼んだら、まあまあだった。でもそれ頼んだら“カモ”って言われた(笑)」という軽い調子のコメントが添えられており、悲劇との対比が人々に複雑な感情を与えた。

ハン・ジソンさんは2010年に4人組ガールズグループ「B.Dolls」で芸能界デビューし、2016年に女優転向。ドラマ『最後から二番目の恋』(2016年)、『ハッピーシスターズ』(2017年)、映画『ワンパンチ』(2019年)など、女優としても活躍の場を広げていた。結婚からわずか2カ月後の惨事であり、助手席に同乗していた夫は飲酒運転の幇助容疑で検察に送致されたが、不起訴処分となっている。

若くして散った一輪の花。その死には、いまなお多くの謎と議論がつきまとっている。

(記事提供=OSEN)

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