韓国で目撃談が相次いでいた元BIGBANGのV.I(スンリ)が、今度は中国で目撃された。
3月19日、中国国内のメディアは「V.Iが杭州のとあるナイトクラブに現れた」と報じた。
報道によると、V.Iはボディーガードの護衛を受けながら会場に入場。終始無言で俯いた状態だったというが、多くのファンが歓声を上げてV.Iを見守っていたという。
現地メディアは「(V.Iは)かなり太った状態で、かつてアイドルだった面影は見られなかった」と、V.Iの外見について説明している。
もっとも、中国国内の反応は冷ややかだ。
とある現地メディアは「(中国国内で)文化・芸術活動を正常に行うには文化観光部に登録しなければならない。V.Iのイベントが文化観光部に登録されているかどうかはさらなる検証が必要だ。文化観光部の調査が終わった後、事実を知ることになるだろう」と指摘し、「V.Iが犯罪歴を持つにもかかわらず、杭州のナイトクラブに姿を見せた。中国市場への復帰や収益創出の機会を模索するのは、中国の法律と道徳に対する露骨な挑発だ」と厳しく指摘している。
そんなV.Iは、2018~2019年に韓国芸能界・韓国社会を震撼させた「バーニング・サン事件」に中心人物として関与し、社会的に社会的な物議を醸した。
当時、V.Iは性売買、性売買斡旋、性暴行などに関する特例法違反、特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反、食品衛生法違反、常習賭博、業務上横領、外国為替取引法違反など9つの疑惑をかけられ、最終的に2022年5月、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡された。
その後、2023年2月に刑期を終えて出所したV.Iは、海外での近況が幾度も公開され、そのたびに批判を集めた。出所直後にもかかわらず、過去の過ちを反省・自粛する様子もなく、海外各地で有名セレブたちとパーティを楽しむ姿を見せ、人々の冷たい視線を浴びた。
実際、タイで自身の誕生日パーティを盛大に開催したかと思えば、直後にはカンボジア・プノンペンのクラブに参加。BIGBANG・G-DRAGONとSOLのユニット「GD X TAEYANG」の楽曲『GOOD BOY』を熱唱したかと思えば、「いつかG-DRAGONをここに連れてくる」と豪語までしてみせた。
その後もマレーシアでとある富豪の誕生日パーティに参加したほか、今年8月にはインドネシアのクラブで開催予定だったイベント「バーニング・サン・スラバヤ」に参加することが伝えられ、やはり物議を醸した。最近ではスイスの高級時計ブランドJ社のベトナム支店を訪問し、関係者たちと会話を交わす近況が韓国のオンラインコミュニティやSNSなどで伝えられた。
今回の杭州のナイトクラブでの目撃情報に先立ち、V.Iは韓国のソウル松坡区(ソンパグ)にある「ピョヘジャングク(豚の背骨を煮込んだスープ)」の店で、女性と食事をしている姿が目撃されて話題になった。
当時、V.Iの目撃情報を投稿したネットユーザーは「(V.Iが)まるで泥棒のように食べていた。しかも、めちゃくちゃ綺麗な女性と一緒だった」「店内は満席で、みんなV.Iだと気づいていたけど、知らないふりをしていた。でも、店のおばさんがV.Iに大きな紙を渡しながら“サインして”と大きな声で言った。すると、V.Iはほとんど食べずに店を出た」と証言していた。
韓国芸能界への復帰は絶望的なV.Iだが、韓国にとどまらず世界各国で動向が注目され続けている。
(記事提供=OSEN)
◇V.I プロフィール
1990年12月12日生まれ、本名イ・スンヒョン。韓国では「スンリ」の活動名で知られる。2006年8月、BIGBANGの“末っ子”としてデビュー。数多くのヒット曲で、K-POPの最前線を駆け抜けた。またバラエティ番組にも出演してタレントとしても人気を博し、様々な事業まで展開した。しかし2018~2019年に韓国社会を震撼させた“バーニングサン事件”の中心人物とされ、2019年3月に芸能界からの引退を宣言。性売買斡旋や横領、海外遠征賭博などの容疑で2022年5月、懲役1年6カ月の実刑が確定した。2023年2月に出所している。
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