Netflixオリジナルシリーズ『トラウマコード』で再び全盛期を迎えた俳優チュ・ジフンが日本のファッション誌に登場した。
3月18日、『Singles JAPAN』のカバーインタビューではチュ・ジフンの特集が公開された。
2006年にデビューし、来年で俳優生活20周年を迎えるチュ・ジフン。長年にわたり演技活動を続ける中で多くの変化があったが、一貫して自身の軸を保ち続ける秘訣について「正直さと無礼さの境界を明確に区別することを意識している。無礼にならないよう努めながら、必要なことを率直かつ効率的に伝えようとしている」と語った。
また「いつも自分の望むことを理解し、やるべきことを的確にこなしているように見える」という質問には、「私の職場は徹底した協業の場だ。少し大げさに言えば、私一人では何もできない。作品に入ると、100人以上のスタッフの努力によってキャラクターが生まれる。だからこそ、自分の役割を全うするのは当然だと思っている」と、作品への責任感を明かした。
最近、『トラウマコード』でペク・ガンヒョク役を演じ、圧倒的な演技を披露したことで“第二の全盛期”を迎えたチュ・ジフン。ペク・ガンヒョクというキャラクターを「無敵、爽快、躊躇がない」と表現し、「現実でもこうしたリーダーを求める人が多いのではないかと思った」と語った。
さらに、「自分が主人公というよりも、『トラウマコード』という作品全体をひとつの人格として捉えていた。主演・助演の区別なく、バランスと調和が重要な作品だと感じた」とも述べている。
また、劇中に抜群のケミストリーを見せた後輩俳優たちについて「本当に一生懸命勉強し、準備していた」と明かし、撮影現場の熱気を振り返ったチュ・ジフンは、「後輩たちの情熱が輝いていて、とても愛おしく感じた。私を難しく思わないでほしいと思っていたし、撮影が進むにつれ、彼らの成長が目に見えてきて、とても誇らしかった」と後輩への愛情を語った。
チュ・ジフンは毎回の作品ごとに新たな挑戦を続けている。ドラマ『支配種』(Disney+)の後に『愛は一本橋で』(U-NEXT)を、映画『神と共に』シリーズの後に『暗数殺人』を選ぶなど、作風が大きく異なる作品を選ぶことについては、「前作と似た作品を避けるというより、どんな作品でもその中で新しい要素を見つけようとしている」と、作品やキャラクターに対する姿勢を語った。
なおチュ・ジフンが主演を務める『トラウマコード』は、Netflixにて配信中。
◇チュ・ジフン プロフィール
1982年5月16日生まれ。本名チュ・ヨンフン。ファッションモデルとして活躍し、数々のコレクションに出演。2006年にドラマ『宮~ラブ・イン・パレス』で皇太子イ・シン役に抜擢され、俳優としてブレイクした。その後もドラマ『魔王』(2007年)や映画『キッチン』(2009年)、『結婚前夜』(2013年)、『神と共に』シリーズ(2017~2018年)など数々のヒット作に出演。とくに、2018年に公開された映画『暗数殺人』では連続殺人犯の役を熱演して大きな反響を得た。
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