BTSやLE SSERAFIMなどが所属する韓国の大手芸能事務所HYBEが、ディープフェイクなどのサイバー犯罪根絶のため警察と手を組んだ。
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HYBEは2月25日、京畿(キョンギ)北部警察庁とディープフェイク犯罪根絶のための業務協約(MOU)を、京畿道・議政府(ウィジョンブ)市の京畿北部警察庁舎で締結した。
HYBEと京畿北部警察庁は今回の協約を通じて、アーティスト被害防止と犯人検挙のためにサイバー犯罪被害通報ホットラインを構築するなど、緊密に協力する計画だ。
今回の協約は、アーティストを対象にしたサイバー犯罪捜査のため、所属事務所と捜査機関の協力が必要だという共感が土台となった。
最近では韓国国内はもちろん、海外にサーバーを設置したメッセンジャーによるディープフェイク犯罪が増加傾向にある。特に有名人の場合は大衆的な関心が高く、違法映像による被害件数が多いだけでなく、拡散されるスピードも速い。
このような犯罪から被害者を保護し、迅速な対応体系を構築するため、事務所と捜査機関が協力する必要性が高まっている。
京畿北部警察庁はHYBEとの協力を通じて、サイバー犯罪の捜査力を一層強化できると期待している。
京畿北部警察庁は2023年と2024年に2年連続でサイバー性暴行捜査成果の全国1位を達成。2024年には警察庁国家捜査本部選定の「全国トップサイバーチーム」に選ばれるなど、サイバー犯罪捜査に専門性を持っている。
HYBEは今回の協約をきっかけに、アーティスト保護システムを高度化する方針だ。
京畿北部警察庁のキム・ホスン庁長は「大韓民国を代表するエンターテインメント企業HYBEと協力することで、捜査効率性が増大すると期待している。技術の発展によってサイバー犯罪の手法が巧妙になっているだけに、MOUを基に捜査専門性を向上していく」と伝えた。
HYBEのイ・ジェサン代表も、「サイバー犯罪捜査に専門性を備えた京畿北部警察庁と協力できて嬉しく思う。今後もアーティスト権益保護のために最善を尽くす」としている。
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