精神科医/タレントのヤン・ジェウン(42)の病院で起きた患者死亡事件について、捜査が一時中止されていたことが明らかになった。
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韓国メディア『ハンギョレ』の報道によると、京畿道・富川(プチョン)市の富川原美(ウォンミ)警察署は昨年10月末に大韓医師協会に鑑定意見を求めたが、その結果が届いていないことを理由に今年1月中旬に捜査を一時中断したという。
韓国警察の捜査規則第98条によると、医療事故・交通事故・特許侵害などの事件では、捜査の終結にあたり専門家の鑑定が必要だが、長い時間がかかる場合、捜査を一時中止することができる。警察関係者は「手続き上の一時的な措置であり、協会からの回答が届き次第、捜査を再開し、起訴の可否を判断する予定だ」と説明した。
しかし、一部の専門家からは「医療事故の当事者である医師側の立場を代表する医協だけに意見を求め、他の独立機関に諮問せず、協会からの回答が届いていないことを理由に捜査を中止したことは説得力に欠ける」として、警察の対応を批判する声も上がっている。
問題となった事件は、昨年5月に京畿道・富川市の病院で発生した。亡くなった女性A氏はダイエット薬の中毒治療のために入院していたが、入院から17日後に死亡。この病院はヤン・ジェウンが運営する医療機関とされている。
遺族は「病院がA氏を放置し、適切な治療を行わなかったために死亡した」と主張し、ヤン・ジェウンをはじめとする病院関係者を遺棄致死罪および業務上過失致死罪の容疑で警察に告訴した。
事件発生から2カ月が経過した頃、ヤン・ジェウンは「入院過程で発生したこの事件について、私と病院の医療スタッフは深い悲しみを抱いている」と述べ、「故人とご遺族に心から謝罪する」と公式に謝罪。しかし、その後も批判は収まらず、事件に対する関心が続いている。
また、ヤン・ジェウンは2022年から公開交際を続けていたガールズグループEXIDのハニ(32)との結婚を2023年9月に発表したが、この事件の影響もあり、結婚を延期している。
現在、警察の捜査は一時中断された状態だが、協会からの回答が届き次第、捜査が再開される見込みだ。この事件が今後どのように進展するのか、またヤン・ジェウンの立場にどのような影響を与えるのかが注目されている。
(記事提供=OSEN)
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