バンドFTISLANDのフロントマン、イ・ホンギが、BTSの韓服デザイナーとして知られる故キム・リウルさんを追悼した。
イ・ホンギは2月12日にインスタグラムを更新し、「リウル、何がそんなに辛かったんだ…今に会いに行くよ。君がもっと輝ける場所で、ずっと笑って過ごせることを願ってる。RIP」とコメントを投稿し、1枚の写真を添えた。
写真には、キム・リウルさんの姿が写されており、ファンからも哀悼の声が寄せられている。
キム・リウルさんは2月11日21時頃、韓国・全北(チョンブク)南原(ナムウォン)のマンションで亡くなった状態で発見された。享年31歳。
翌13日、遺族や関係者に見守られながら、告別式が執り行われた。
特に衝撃を与えたのは、彼が亡くなる前、自身のSNSに「1993-2025」というメッセージを投稿していたこと。この意味深な言葉が多くの人の胸を締めつけ、ネット上では「何があったのか」「彼の思いをもっと知りたかった」と、悲しみの声が広がっている。
1993年生まれのキム・リウルさんは、2016年に自身のブランド「Rieul(リウル)」を立ち上げ、伝統的な韓服の生地を使った、洗練されたデザインのスーツを生み出した。
そのなかでも、多くの人が注目するきっかけとなったのが、BTSに提供した衣装だった。ほかにもMONSTA X、ZICO(ジコ)、バレーボール韓国代表のキム・ヨンギョンなど、多くのアーティストやスポーツ選手が彼の作品を着用してきた。
その功績が評価され、2023年には『フォーブス アジア』の「30歳以下のリーダー30人」に選出されたこともある。
韓服スーツの第一人者として活躍していたキム・リウルさん。彼は生前、デザイナーとしての使命についてこう語っていた。
「韓服を広め、韓国の美しさを世界に伝えたい」
その言葉通り、彼の作品は伝統と現代が融合した唯一無二のスタイルで、多くの人々を魅了してきた。しかし、才能あふれる青年が31歳という若さでこの世を去った事実に、多くのファンや関係者が衝撃を受けている。
イ・ホンギの言葉のように、彼が「もっと輝ける場所」で安らかに眠れることを願いたい。
(記事提供=OSEN)
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