映画『7番房の奇跡』の子役として知られる女優カル・ソウォンが、韓国の旧正月に際して挨拶を伝えた。
【写真】時の流れが恐ろしい…カル・ソウォンの見事な“成長ぶり”
カル・ソウォンは最近、本サイト提携メディア『OSEN』の単独インタビューに応じた。
撮影現場では「綺麗に大きくなった」「美しすぎる…」という感嘆しか出てこないほど、端麗さが際立つ韓服姿を披露したカル・ソウォン。
2012年に子役デビューした後、翌2013年に公開された映画『7番房の奇跡』ではヨング(演者リュ・スンリョン)の娘イェスン役として出演すると、リュ・スンリョンと感動的な親子愛溢れる演技で一躍話題を集めた。
それから早いもので12年が過ぎた。韓国で累積観客動員数1281万人を記録した『7番房の奇跡』の“天才子役”は、韓国の数え年でいつの間にか20歳を迎えた。
まさに「完璧」と言って良いほど、順調に成長を遂げているカル・ソウォン。そんな彼女に、数え年で20歳を迎えた現在の心境を聞いてみた。
◇
―いつの間にか(数え年で)20歳になった。今の気分は。
良いことがもっと多いと思います。(数え年で)19歳の最後の瞬間まで、私は10代にずっと残りたくて、20代に移りたくないと思っていました。ただ、実際に20歳になってみると、過去に戻れないからかもしれませんが、とても幸せで良いです。
自分の行動に責任を持てる年齢になったこと自体が良いですし、大人のなかでもまだ一番の赤ちゃんですが、もう大人として見ていただいて、大人と同じ立場に置かれたというのがとても良いですね。
―20歳になったらやりたいことはあるのか。
バケットリストをたくさん立てました。本をたくさん読んで書き取りもしてみたいし、お金を貯めて一人で旅行もしてみたいです。
ああ、私が元々箸の使い方が独特でして、これも直そうと努力している最中です。かなり変というわけではないですが、ほかの人とは違う箸を使っているので、格式のある席では正しい箸を使った方が良いと思い、直そうと努力しています。小さい子が使う指にはめる箸があったので、それで良いと思っていたのですが…私は記憶にないのですが、それをとても長く使ったそうです。それでも上手くいかなくて、今一生懸命練習中です。
そして、免許も取らなければなりません。住んでいる済州島(チェジュド)はバスがあまり通っていないので、どこを移動するにも大変なんです。済州島で暮らすためには運転が必須です。
―昨年には大学修学能力試験(日本の大学入学共通テストに相当)も受験したが、どうだったか。
試験会場には私の知り合いだけでなく、他地域の学生たちも来るじゃないですか。試験会場に入ると、同年代の人たちがみんな一生懸命勉強する姿を見て感動を受けました。私は地理の科目が好きです。学校で唯一、オリンピアード入賞もしました。
私は、自分が好きなことに関しては必ず1位になるか、結果が出てこそ、自分の努力を自ら認めることができるんです。地理科目では1位になりたかったので、もっと頑張りました。地理が好きだから首都のクイズも上手そう?科目が好きではありますが、国の首都をよく知っているということとは別の問題でした。
―受験票で割引特典も受けたのか。
はい(笑)。受験票でパーソナルカラー割引を受けました。意外と値段がちょっと高くて、いつも「この値段ではできない」と思っていたのですが、割引が入ったので、友達と一緒に行ってきました。
―20歳になって初めての旧正月を迎えた。名節の挨拶をお願いしたい。
2025年を迎えた皆さん、すべてが思い通りに流れなくても、すべて上手く行くと思います。辛いことはすべて過ぎ去りますので、お体に気をつけて、いつも幸せでいてください。
―先ほど言ったとおり“大人”になったので、もうお年玉はもらえないのか。
もらえないと思います。仕方ないですね(笑)。
―名節では家族で集まって一緒に食事をすると思うが、料理は上手な方なのか。
料理を習ってみたい気持ちはありますが、手際が良いように見えて、委j津はとても不安で慎重です。お母さんや大人たちを見ると、計量しなくてもピッタリと良い味になりますが、私はホットチョコやコンブチャを食べるときも、ものすごく細かく計量するんですよ。ラーメンを作るときも、調理例として出た絵のように作ろうとします。なので、ラーメンに餅を入れるなどのカスタムが上手くないんです。
一番やってみたい料理ですか?オムレツなのですが、半分に切ったら中からトロトロと出てくるようなオムレツを作ってみたいです。そして、家族の誕生日に美味しく作ってあげたい気持ちで、わかめスープを本当に美味しく作りたいです。
―名節となると、目上の人から小言を言われることがあるが、聞いたことはあるか。
大人の方々にあまりお会いできないので、私に対する疑問を聞いてくださること以外は、私がストレスを受けるそのような小言はまだ受けていません。
ですが、小言というのは実際には愛があるから可能で、一番ありふれたテーマとして、そうでも(小言を言ってでも)話したかったからではないかと思います。それが変形して小言になるのですが、あまり嫌がらず、開かれた心で聞いていただければと思います。
そして、小言を言う方は、本当に聞く人の役に立つようなことを言った方が良いと思います。
(記事提供=OSEN)
◇カル・ソウォン プロフィール
2006年8月14日生まれ。2012年のドラマ『お願い、キャプテン』でデビュー後、映画『7番房の奇跡』で天才子役として人気者に。劇中ではヨング(演者リュ・スンリョン)の娘イェスン役として登場。『7番房の奇跡』は、韓国で観客動員数1200万人を突破する大ヒットを記録し、カル・ソウォンはリュ・スンリョンと感動的な親子愛があふれる演技を披露。またドラマ『青い海の伝説』で、女優チョン・ジヒョンの少女時代を演じ、愛くるしい人魚姿が話題になった。
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