映画『パラサイト 半地下の家族』を手掛けたポン・ジュノ監督の新作に注目が集まっている。
【画像】『ミッキー17』でクローン人間演じるロバート・パティンソン
去る1月20日、ソウル龍山(ヨンサン)区のCGV龍山アイパークモールで映画『ミッキー17』の記者懇談会が行われた。懇談会にはポン・ジュノ監督と俳優ロバート・パティンソンが参加した。
『ミッキー17』は危険な仕事に使われる消耗品(エクスペンダブル)で一度死ぬと再びプリントされるミッキー(演者ロバート・パティンソン)が17度目の死の危機に瀕していたところ、死んだと思われてミッキー18が誕生することで起きる予測不可能な物語を題材にした映画だ。
1人でフォトタイムを終えて待機していたロバート・パティンソンは、2SHOT撮影のために入場したポン・ジュノ監督に向かって90度のお辞儀をした。監督も頭を下げてそれに応え、温かい場面となった。
また、司会パク・キョンリムのハートポーズのリクエストに2人はそれぞれ違うハートを作った。片手でハートを作っていたロバート・パティンソンは、ポン・ジュノ監督にハートを2人で完成させようと提案した。1人両手でハートポーズをしていた監督は、笑みを浮かべながら彼と一緒にハートを作った。
韓国の文化に完璧に馴染んだロバート・パティンソンのフォトタイムでの様子は、彼の初めての「aegyo」(愛嬌)というタイトルでSNSを通じて世界中に拡散された。
そして、ロバート・パティンソンはフォトタイムに続き、記者懇談会でもポン・ジュノ監督に対する愛情と尊敬の念を表した。
ポン・ジュノ監督の作品について、「世界中で今ポン・ジュノ監督のようなレベルの監督は4、5人しかいないのではないかと思う。すべての俳優が一緒に働きたいと思っている監督だ」と絶賛した。
続けて、「彼の映画は世界観が特別だ。そして個人的で琴線に触れるところがある。パフォーマンス的な面がそうで、映画『殺人の追憶』をだいぶ前に観たが、パフォーマンスを見ていると記憶がとてもありえないことと深刻な状況を自由に行き来する。大きくジャンル分けすることなく観られるようにしたのだと思う」と伝えた。
そうして出演の契機について、「このような映画にとても出たかったし、監督に自分を念頭に置いたと言われたとき、自分も素早く(やると)手を上げた」と明らかにした。
なお、映画『ミッキー17』は韓国では来る2月28日、日本では3月28日に公開予定だ。
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