韓国の女性作詞家キム・イナ(45)が、“韓国版2ch用語”を用いた自身の過去発言を謝罪した。
キム・イナは12月9日、自身がパーソナリティを務めるMBC FM4Uのラジオ番組『キム・イナの星が輝く夜に』(原題)の番組終盤で、自身の発言について言及した。
キム・イナは最近、極右性向のユーザーが集まるオンラインコミュニティで知られる“韓国版2ちゃんねる”こと「日刊ベスト(イルガン・ベスト/通称イルベ)」の用語を過去に使用した事実がオンラインコミュニティを通じて拡散され、物議を醸している。
彼女は文在寅(ムン・ジェイン)前大統領を侮辱する際に使用する「チャジャンミョン」や「フォグォ」、女性嫌悪的表現である「サミルハン(“女性は3日に1回は叩かなければならない”という意味を込めた単語)」など、不適切な単語を使用したという。これらは「イルベ」で主に使われる用語であるだけに、キム・イナが“イルベユーザー”なのではないかという疑惑まで広がった。
このような騒動下で、とあるネットユーザーがキム・イナのSNSに「戒厳令をどう思いますか?弾劾に賛成ですか?“2チク(大統領選で候補者番号が2番だった尹錫悦の支持者を侮辱する際に用いる表現)”ですか?」とコメント。すると、これにキム・イナは「イルベに入ったことはない。私は未だにその出所がイルベであることを知らない。私も戒厳令が下された瞬間から現在まで、怒りのなかにいる市民の一人です」と釈明した。
ただ、ユーザーから「チャジャンミョン、フォグォ、サミルハンはどうやって知って使ったのですか?」と追加の質問が寄せられると、これに対する回答はないまま、コメント欄を閉鎖していた。
そのため、今回の『キム・イナの星が輝く夜に』で当該の発言に関する言及するかに注目が集まったが、キム・イナは特別なコメントをすることなく放送を続けた。
そんななか、キム・イナは番組終盤に「週末、そして今日までただでさえ大変なのに、私たちフクロウたち(リスナーのニックネーム)はもっと心が騒がしかっただろう。私も全部見ていた。問題になったその議論については当然、私はあまりにも違う」と明らかにした。
続けて、「最初はこれをどこで知って、どんな脈絡で書いたのか、そんな話を最初はしたくなった。とても戸惑っているから。ただ、考えてみれば考えるほど、それが重要なのではなく、私がそのような不適切な単語を使って大きな心配をかけてしまったので、その部分に関してお詫び申し上げたい。今後はどんな状況でも同じことが発生しないよう、決して発生しないようにする」と伝えた。
そして最後、「テキストで書くと伝わらないようなので、ここで申し上げたい」と、番組内で言及した理由を説明していた。
なお、キム・イナは1979年4月27日生まれの45歳。これまでBrown Eyed Girlsの『Abracadabra』やIUの『Good Day』、イ・ソンヒの『その中であなたに出会い』、チョー・ヨンピルの『歩きたい』、パク・ヒョシンの『息』、miss A出身のスジとEXO・ベクヒョンの『Dream』、ガインの『Bloom』、イム・ヨンウンの『Trust in me』など数々のヒット曲の作詞を手掛けた。
また、過去にはバラエティ番組でBTS・Vとの“意外な縁”も告白。普段から親交のあるパク・ヒョシンによって繋がりが生まれたとし、「(Vが)『キム・イナの星が輝く夜に』をよく聞くと言っていたので、冗談半分、本気半分で“リクエスト曲を送って私たちの番組を手伝って”と言ったら、本当にリクエスト曲を送ってくれた」と明かしていた。
(記事提供=OSEN)
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