まるでカルト…飲酒当て逃げで実刑の韓国“歌手様”を妄信するファンたち、控訴審の弁護士選びにも助言

2024年11月16日 話題

飲酒運転による当て逃げなどの容疑で裁判中の歌手キム・ホジュンを助けようと、一部のファンが動き始めた。

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11月14日、韓国法曹界によると、キム・ホジュンの弁護人は特定犯罪加重処罰などに関する法律違反(危険運転致傷)などの疑いに対する一審判決が下された13日、ソウル中央地裁・刑事26単独のチェ・ミンヘ判事に控訴状を提出したという。被害者と合意したにもかかわらず、一審で下された懲役2年6カ月の実刑を不服としたようだ。

ファン「法律事務所と相談した」

この結果を受け、キム・ホジュンの公式ファンサイト運営者たちは翌日、「歌手様がすぐに控訴審を申請された。これに対して(サイト)運営チームでは、アリス(キム・ホジュンファンの総称)様たちが下さった多くの意見のように、控訴審は、より専門的な弁護団と進められるよう歌手様に積極的に伝えようと思う」と知らせた。

キム・ホジュン
(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

続いて、「本日、多くのアリス様たちの積極的な紹介と推薦で法律事務所と相談を行った。成功の可能性がかすかな法律事務所もあったが、二重選任が可能な法律事務所の長所と短所を整理して歌手様に伝達しようと思う」として、控訴審の進行過程に関して説明した。

また、「数日内に弁護団を選任しなければならないと何人かのアリス様たちが心配しているが、日程を見るとキム・ホジュン様が決められる時間があるので、慎重な選択ができるように少しだけ待ってほしい」と付け加えた。

なおキム・ホジュンは5月9日、ソウル江南区・狎鴎亭洞(カンナムグ・アプクジョンドン)の道路を飲酒状態で走行し、反対車線に停止していたタクシーを衝突、逃走した。事故後、一度はキム・ホジュンのマネージャーが代わりに自首するも、キム・ホジュンは事故から17時間後に出頭し、自身が運転したと認めた。これにより、キム・ホジュンは特定犯罪加重処罰法上の危険運転致傷・逃走致傷、道路交通法上の事故後未措置、犯人逃避教唆の疑惑で起訴された。

1500枚もの嘆願書で善処訴え

キム・ホジュン
(写真提供=OSEN)キム・ホジュン

ただ、キム・ホジュンが飲酒したことは認めたが、飲酒運転は認めていない。警察はキム・ホジュンが事故を起こす前、江南区の飲食店で飲酒を伴う食事をした事実を把握したが、キム・ホジュンは事故後に酒を買って飲んだと供述したという。これにより、事故前に飲酒したと証明できなかったため、検察は起訴段階で飲酒運転疑惑は除外していた。

キム・ホジュンの裁判が始まると、熱烈なファンは無条件で支持を表明し始めた。キム・ホジュンに対する“ファクト”を報じた記者たちに、誹謗中傷混じりの抗議メールを集団で送ったり、ファン団体名義で1500枚に達する大量の善処嘆願書を送ったりもした。裁判が行われる度に、法廷はコンサート会場のような熱気に包まれたほどだ。

その後、韓国国会は14日、飲酒運転後に追加でアルコールを摂取して警察の飲酒測定を妨害した者を処罰できるよう、道路交通法改正案を議決した。

社会的イシューとなった犯罪者を妄信しているファンたち。弁護士選びにまで口を出し始めた彼/彼女たちの想いが、キム・ホジュンを救済できるかどうか、成り行きに注目が集まる。

(記事提供=OSEN)

◇キム・ホジュン プロフィール

1991年10月2日生まれ。韓国・蔚山出身。身長173cm。2013年3月にデジタルシングル『私の人よ』(原題)でデビュー。2020年のオーディション番組『明日はミスター・トロット』に出演して4位(優勝者はイム・ヨンウン)となり、人気を獲得。その後、『リクエスト曲を歌います、愛のコールセンター』などでも抜群の歌唱力を証明した。2024年5月9日深夜、ソウル市内で対向車線のタクシーに衝突して逃走するひき逃げ事故を起こし、同月24日に拘束された。

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