ガールズグループT-ARAのいじめ事件が注目を集めている。そんななか、元メンバーが恋人を通じて立場を明らかにした。
T-ARAの元メンバー、アルムの恋人A氏は11月12日、自身のSNSに「アルムが過去に活動したグループ、最近話題となっているメンバーについて、僕にDM(ダイレクトメッセージ)でもう聞かないでください。僕が何を知っていますか」と投稿した。
続いて、「当事者の方々だけが知っているのでしょう。十数年前の話ですし、アルムもよく知らないそうなので、わざと挑発する方やユーチューバーの方はもうメッセージを送ってこないでください。ただ勝手に過ぎ去ってほしいという気持ちです。過ぎ去った過去の何が重要でしょうか」と立場を明らかにした。
アルム本人が言及したわけではないが、A氏を通じて「よく知らない」という立場を伝えたとも読み取れる。
これに先立って、T-ARAをプロデュースしたキム・グァンス氏は11月9日に放送されたバラエティ番組『カボジャGO!』(MBN)で、12年前のT-ARAいじめ事件に関して言及し、話題を集めた。
キム・グァンス氏は2012年当時のT-ARAメンバーと途中加入したファヨンの不仲を認め、詳細は明かさずにファヨンとの契約を解除することで幕引きを図ったとして、T-ARAメンバーたちに申し訳なさを表した。
この放送により、T-ARAのイジメ事件は12年ぶりに表面化することとなった。特にファヨンは自身のSNSで事件に言及し「いじめは事実」と強調していた。
また事件当時、ファヨンの双子の姉リュ・ヒョヨンが、T-ARAの最年少メンバーだったアルムに脅迫メールを送ったことも明らかになった。これについて、リュ・ヒョヨンも直接立場を明らかにしている。
リュ・ヒョヨンは自身のSNSに「当時、私たちの年齢は20歳ほど。妹と私だけ故郷を離れてソウルに来た。周囲に頼れる大人がおらず、私たち姉妹はお互いが唯一の支えだった」として、「そのような状況で妹から衝撃的な話を聞いた。T-ARAのメンバーたちにいじめられているという内容と、“とても大変。お姉ちゃんに会いたい”という言葉だった。妹をいじめられないようにしようとした結果が、私のメール事件だった」と、明らかにした。
リュ・ヒョヨンは「そのメールを送ったのは自分でも愚かだったと思い、今も後悔している。アルムに送ったメールに対しては、この前謝ったが、依然として申し訳ない気持ち」とし、「手放しでじっとしていると、妹が悪い選択をしてしまうのではないかと怖かった」と伝えた。
なおアルムは2012年7月、T-ARAに新メンバーとして加入したが、1年後に脱退した。グループ内でのいじめ疑惑が浮上した当時、リュ・ヒョヨンはアルムに「この業界は噂がすぐに回るから口を滑らすな」「番組に出られないように顔をひっかいてあげる」「あの子たちは殴られてこそ正気に戻る」などの内容が含まれた脅迫メッセージを送っていた。
アルムが恋人A氏を通じて間接的にT-ARAのいじめ事件について言及したなか、ファンの釈明要求を受けているメンバーたちの同行に集まっている。
(記事提供=OSEN)
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