女優のチョ・ユニが娘のロアちゃんに依存する自身を振り返った。
10月29日に放送されたバラエティ番組『もう一人だ』(原題、TV朝鮮)では、チョ・ユニとロアちゃんの日常が公開された。
この日、チョ・ユニは健康的な朝食で一日を始めた。食後、娘の部屋から掃除を始めたチョ・ユニは、ロアちゃんが描いた絵から何かを発見し、口を塞いで驚く様子を見せた。
娘が描いていたのは、「裸の兵士」という、やや衝撃的(?)絵だった。小学1年生の娘が、すでに性に目覚めたのか気になる状況でチョ・ユニは「なんでこんな絵を描いたの?」と、娘に何か起きたのではないかと心配な気持ちを表わした。
その後、チョ・ユニは娘の心理カウンセリングのために美術治療センターを訪問した。メンタルチェックを行い、違和感のない絵を描くようにしたかったチョ・ユニだが、ロアちゃんは緊張した面持ちだった。
まず、2人は家の絵、次に家族の姿を描けと言われると、別々に絵を描き始めた。ロアちゃんは家族の絵を描く際、すぐに紙に線を引いた。さらに、家族があまり思い浮かばなかったのか、すんなりとは描けなかった。家族を別々に描き、ロアちゃん自身の姿はなかった。
ロアちゃんがしばらく席を外している間、絵から心理状態を把握することとなった。まず、娘の裸の絵についてチョ・ユニが尋ねると、専門家は「小学1年生なら、男女の区分ができる。自然な現象だ」と話し、「娘の心理状態が不安に見える。認められないのではないかという不安が高い方だ」と説明した。上手にやらなければならないというプレッシャーが大きい心理状態だった。
また、家は自分にとって安全な空間を意味するが、ロアちゃんは屋根を3つも描いていた。屋根は保護と安全を意味するため、屋根の数だけ保護が必要な状況だ。チョ・ユニも、「葛藤のない家」を希望した。
また、チョ・ユニの心理についても調べてみた。「これまで自分自身に寛大ではなく、仕事をする時もうまくやりたいが、うまくできないように感じた。周りが上手だと言ってくれても、自分が感じられなければ苦しい」として、「この仕事をしながらそのように感じ始め、平凡だからできないことが多く苦しい。ロアを見ると、また頑張って生きなければならないと思う」と話した。
これに対し、専門家は娘に依存していると指摘し、娘の負担になりかねないと話した。すべての状況にロアちゃんを代入させる絵から、いつも娘のことを最優先に考えていると読み取ったからだ。専門家は「空の巣症候群(エンプティ・ネスト・シンドローム)の症状があるので、娘と自分を分離して、独立した自我と考えることが必要だ」と助言した。
この結果にチョ・ユニは、「今は子供が本当に大切なので、優しい良い母親になりたいが、もしも子供が父親と暮らしたいなら100%(元夫の元へ)送るだろう」と告白した。続けて「私が辛くても子供が望むことをしてあげたい」と話した。
これに対してMCのパク・ミソンは「今も自分が抜けている」として、「子供が望むことをしても、自分を傷つけることになるかもしれない」と話した。
これを聞いたチョ・ユニは、「幼い頃に愛を受けられなかったので渇望が大きい」として、「これは私の一方的な思いだが、(幼い頃に)母親の関心が必要だった。ロアには私が受けられなかった愛を与えてあげたかったから」と、自身の行動の理由を明かした。それとともに、「時々、(自分の母親が)どんな母親だったら良かったかを考える。その母親像を娘に注ぎ込んだようだ」として、自分自身を振り返ったりもした。
なお、チョ・ユニは2017年に俳優のイ・ドンゴンと結婚し、同年12月にロアちゃんを出産したが、結婚3年目の2020年に離婚した。シングルマザーとして娘を育てている。
(記事提供=OSEN)
◇チョ・ユニ プロフィール
1982年10月13日生まれ。高校時代に街中でスカウトされ、1998年にファッション誌のモデルに。1999年に歌手イ・スヨンのミュージックビデオに出演し、2002年にシットコム『オレンジ』を通じて本格的に芸能活動をスタートせた。以降、女優としてドラマ『棚ぼたのあなた』『王の顔』『愛はビューティフル、人生はワンダフル』、映画『共謀者』『LUCK-KEY/ラッキー』などに出演した。『月桂樹洋服店の紳士たち』で共演した俳優イ・ドンゴンと2017年5月に婚姻届を提出し、同年12月には娘を出産。しかし2020年5月に離婚した。
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