“NewJeansの母親”と呼ばれる所属事務所ADORのミン・ヒジン前代表が親会社HYBEとの対立について口を開いた。
【全文】「運命の日」HYBEが提出した折衷案、ミン前代表が猛反発
ミン・ヒジン前代表は9月26日、『中央日報』とのインタビューで「代表理事の解任に納得できる明確な理由がない」と述べ、「ADORは2022年にNewJeansがデビューした後、2023年第1四半期に黒字転換し、2023年末の当期純利益は265億ウォン(約28億8000万円)で、投資額(160億ウォン)を超えた」と成果を強調した。
続けて「HYBEの傘下レーベルのなかで最も成長した。何よりも私がHYBEに合流した当時、(HYBEの)パン・シヒョク議長が最初に提案し、約束していたミン・ヒジンレーベルの独立性を保証する内容とまったく異なる」と主張した。
世間の関心は、パン・シヒョク議長との対立に向けられている。彼女は「事態の本質は、子会社の社長が親会社の機嫌をあからさまに損ねたことに対する公開処刑に過ぎない」と分析し、「このブラックコメディのような出来事を経験し、映画『JSA』を思い出した。人間的な対立から生まれた突発的な感情による茶番劇だ」と吐露した。
またミン・ヒジン前代表は「5月に私を解任しようとした臨時株主総会に対する仮処分で勝訴した後、HYBEからお金を渡すから辞めてくれという提案があった。しかし、お金が目的ではなかったので拒否した」とし、「NewJeansもメンバーの親たちも私も持続的な嫌がらせに苦しめられてきたが、私たちは一度もHYBEを辞めると言ったことはない。私たちに関心を持たず、邪魔をせず、放っておいてくれとしか言っていない」と強調した。
さらに「韓国ファンのために企画していたサプライズファンミーティングを進行している最中に解任され、次のアルバムの作業も中断された。これもまたHYBEがNewJeansに対して行った業務妨害だ」と強調した。
ミン・ヒジン前代表は「プロデューサーとして、若いアーティストたちをどういう方法でリードすることが彼女たちの人生にとって最良かを考えるのに、大きな苦悩があった。そのような悩みから生まれたNewJeansは、私の頭と心から生まれた子供も同然だ。良いことをすべてしてあげたい気持ちだけでなく、プロデューサーとして新しいビジネスモデルに対する代替的な関係を提示したいという望みも大きかった」と打ち明けた。
ADORは8月の理事会を通じてミン・ヒジン前代表を代表職から解任し、社内理事だったキム・ジュヨンを新代表に任命した。これに対してNewJeansのメンバーたちは9月11日に緊急生配信を行い、「9月25日までにミン・ヒジン前代表を復帰させろ」とHYBEに最後通告をした。
HYBEは妥協案を提示した。ADORは9月25日、ミン・ヒジン前代表を社内理事として復帰させ、NewJeansの残りの契約期間5年間のプロデュースを保証すると発表した。しかし代表職への復帰は不可能だとした。
これに対してミン・ヒジン前代表は「NewJeansの正常な活動のためには代表職に復帰する必要がある」とし、「ADORの妥協案は言葉遊びに過ぎない」と批判した。
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