6万人超えの観客が熱狂した“サッカーの祝祭”だった。
韓国では7月31日、ソウルワールドカップ競技場で「Coupang Playシリーズ」第1戦としてチームKリーグ(Kリーグ選抜)対トッテナムの親善試合が行われ、トッテナムが4-3で勝利した。
トッテナムは直近の27日、日本の国立競技場でヴィッセル神戸に3-2で勝利。FWソン・フンミン(32)と神戸のFW武藤嘉紀(32)がプレミアリーグで対戦以来に再会し、ユニホーム交換をしたことでも話題を集めた。
そして今回、2022年以来2年ぶりとなる訪韓試合には、実に約6万300人の観客がソウルワールドカップ競技場に駆け付けた。
試合は前半、トッテナムが一挙3得点と大量リードで折り返す。後半にはチームKリーグが開始10分で2点を返すなど反撃を見せたが、同22分のFWウィル・ランクシャー(19)の得点が決勝点となり、最終的にトッテナムが1点差勝利を収めた。
トッテナムのキャプテンとして母国に凱旋したFWソン・フンミン(32)は、1得点の神戸戦に続き今回は2得点を挙げた。
前半37分にペナルティエリア内左隅から巻いたシュートを突き刺すと、同アディショナルタイムにはMFデヤン・クルゼフスキ(24)との連係でゴール前に抜け出し、追加点をマーク。後半18分にFWティモ・ヴェルナー(28)と交代するまで圧巻の活躍を見せ、会場のサッカーファンを魅了した。
敗れたチームKリーグでは、2025年1月よりトッテナムへの合流が発表された“高校生Kリーガー”ことFWヤン・ミンヒョク(18、江原FC)が存在感を発揮。
前半のみの出場で得点やアシストこそなかったが、随所で持ち前のスピードやドリブル突破を披露し、アンジェ・ポステコグルー監督はじめトッテナムの面々に自身のポテンシャルをアピールしていた。
ちなみに、ハーフタイムショーには人気K-POPガールズグループTWICEが登場。7月27~28日に日産スタジアムでワールドツアー最終公演「TWICE 5TH WORLD TOUR『READY TO BE』in JAPAN SPECIAL」を終えた直後のステージながら、『CHEER UP』『Dance The Night Away』などの人気曲を披露し、場内の熱気をさらに高めていた。
なお、訪韓試合の1戦目を終えたトッテナムは、8月3日に同会場で「Coupang Playシリーズ」第2戦としてDFキム・ミンジェ(27)ら擁するバイエルン・ミュンヘンと対戦する。
ソン・フンミンvsキム・ミンジェという韓国代表同士のマッチアップはもちろん、ハーフタイムショーには人気K-POPガールズグループNewJeansが出演予定なだけに、こちらもピッチ内外の両面で注目を集める一戦となりそうだ。
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