BTSメンバーが応援していることでも知られる卓球女子韓国代表のシン・ユビン(20、世界ランキング8位)が勢いづいている。
8月1日(日本時間)に行われたパリ五輪・卓球女子シングルスのベスト16で、アメリカのリリー・チャン(同ランキング29位)をも下した。
初対戦だったが、シン・ユビンは臆することなく序盤から強力に相手を攻め立てた。シン・ユビンの早い攻勢に戸惑ったリリー・チャンは頻繁にミスを続けた。最終ゲームとなった4ゲーム目ではデュースとなったが、すでにシン・ユビンの勢いを止めるには遅すぎた。
最終的に1ゲームも譲ることなく、シン・ユビンが4-0(11-2、11-8、11-4、15-13)で完勝した。
これによってシン・ユビンは、女子シングルスの8強に進出。準々決勝の相手は日本の平野美宇(世界ランキング13位)だ。
日本卓球女子の黄金世代の一人である平野美宇は、中国勢も勝利を確信できないほど速いテンポの攻撃を駆使する強豪といえる。少し時間が経ったが、10代だった2017年アジア選手権大会では準々決勝で丁寧、ベスト4で朱雨玲、決勝で陳夢を下して優勝したことがある。
同期のライバル伊藤美誠との競争に勝ち、このオリンピックでシングルスに挑戦している。
シン・ユビンと平野美宇は国際舞台で2度対戦し、1勝1敗の互角の成績だ。実力はほぼ同等だが、シン・ユビンにはメジャー大会での苦い思い出がある。
直近の対戦である2023年杭州アジア大会の準決勝でシン・ユビンは平野美宇に敗れ、銅メダルにとどまった。さらに大きな舞台であるオリンピックで、当時の雪辱を果たす準備をしている。
シン・ユビンはパリ五輪の準備の多くを速いテンポのラリー対策に費やしてきた。準備してきた技術を遺憾なく発揮する「臆することのない」シン・ユビンであるため、勝算は十分という評価だ。
日本時間で本日(8月1日19時)予定されている準々決勝で平野美宇に勝利すれば、混合ダブルス銅メダルに続く、もう一つのメダルが視野に入ることになる。
(記事提供=OSEN)
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