女子バスケの“アジア最強”を自負する日本が、“世界最強”のアメリカに大敗を喫した。
7月30日、フランス・パリのスタッド・ピエール=モーロワで行われたパリ五輪・女子バスケのグループフェーズ(予選)C組第1戦では、日本がアメリカに76-102で敗れた。
“世界最強”のアメリカと“アジア最強”の日本の対決だった。五輪女子バスケ8連覇の偉業に挑むアメリカは、同日の勝利で五輪56連勝目をマークし、絶対強者であることを再び証明した。
アメリカの大勝ではあるが、日本の発展も確認できる試合だった。
日本は前回の2021年東京五輪決勝でアメリカと対戦し、75-90で敗れ銀メダルを獲得した。
韓国女子バスケがパリ五輪出場に失敗した間、日本は今やアジア最強はもちろん、世界的な強豪国の仲間入りを果たした。
第1Qを22-15でリードしたアメリカは、第2Q終了時点で11点差とした。その後、第3Qで点差を大きく広げると、第4Qはメンバーを入れ替えて試合をクロージングした。
アメリカはセンターのエイジャ・ウィルソン(27)が24得点、13リバウンド、4アシスト、4ブロックで日本のゴール下を翻弄した。そのほか、ブレアナ・ステュアート(29)も22得点、8リバウンド、3アシスト、3ブロックを記録した。
アメリカはリバウンド数で56対27とし、体格で劣る日本の選手を圧倒した。
また、五輪6大会連続出場中の“レジェンド”ダイアナ・トーラジ(42)も出場し、2得点を挙げた。“女性版ステフィン・カリー”ことサブリナ・イオネスク(26)は11得点、3Pシュート3本、5アシストでチームをけん引した。
敗れた日本は、身長184cmのセンター髙田真希(34)がフィールドゴール成功率91%(11本中10本成功)を記録し、24得点をマークするなど善戦した。ガードの山本麻衣(24)は3Pシュート成功率45%(11中5本成功)で、17得点を記録した。
日本は世界最強のアメリカを相手に3Pシュートを39本試み、うち15本を決めるなど、38.5%の成功率で戦い抜いた。
なお、韓国は男女バスケともパリ五輪に出場していない。男子は昨年にシリアで開催されたFIBAオリンピック・プレ予選トーナメントに不参加のため、女子は昨年夏に行われたFIBA女子アジアカップで、世界最終予選に進出できる上位4チームから漏れたため、いずれも出場を逃している。
(記事提供=OSEN)
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