今年もソン・フンミン(27・トッテナム)の“左足マジック”は続いている。
両足を駆使するソン・フンミンは、2010年にドイツ・ハンブルグでプロデビューしてから過去10年間、所属チームと韓国代表を行き来しながら、決定的な瞬間に左足でゴールネットを揺らしてきた。
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退場懲戒から戻ってから沈黙していたソン・フンミンだが、去る1月23日のノリッジ・シティ戦で幸運のヘディングゴールを決めると、3日後に行われたサウサンプトンとのFAカップ32強で鋭い左足ゴールを決めた。2試合連続ゴールを記録し、好調をアピールした。
ソン・フンミンの左足は、シーズンを重ねるたびに鋭さを増している。
2010~2015年にドイツ・ブンデスリーガで通算49ゴールをあげたソン・フンミンは、左足で20ゴール(右足25ゴール・ヘディング4ゴール)を決めた。イングランド・プレミアリーグのデビューゴールを決めた2015年9月20日のクリスタル・パレス戦でも、左足が炸裂した。
ソン・フンミンはアジア選手の欧州リーグシーズン最多得点(21ゴール)を記録した2016-2017シーズンも、38%に相当する8ゴールを左足で作った。
その比率は、ますます増えている。2017-2018シーズンは計18ゴールの内、左足が8ゴールで44%を占めた。また2018-2019シーズンは、計20ゴールのちょうど半分である10ゴール(50%)を左足で記録した。
後半期に入った今シーズンはどうだろうか。
ソン・フンミンは現在までプレミアリーグ 6ゴール、FAカップ1ゴール、チャンピオンズリーグ5ゴールなど、今季12ゴールを記録している。その内、左足による得点は7ゴール(58%)だ。
2019年9月14日のクリスタル・パレス戦で、今シーズン1~2号ゴールを決めたときも、いずれも左足だった。またチャンピオンズリーグで対戦したツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア)との試合では、ホームとアウェーでそれぞれ2ゴールずつ計4ゴールを決めたが、左足で3ゴールを記録した。
他にもウェストハム・ユナイテッド戦(シーズン9ゴール目)、サウサンプトントン戦(シーズン12ゴール目)と、ソン・フンミンには左足が輝いた試合が多い。
新年に入って最初の連続ゴールを左足で成し遂げたソン・フンミンは、来る2月3日午前1時30分、ロンドンで行われるマンチェスター・シティとのプレミアリーグ第25節で、3試合連続ゴールに挑戦する。
シティは現在、勝ち点51。首位リバプール(勝ち点67)との差は大きいものの、リーグ2位を守っている。勝ち点34の6位トッテナムとしては、勝ち点3が切実だ。
ソン・フンミンはイングランドに舞台を移した後、シティを相手に計4ゴールを決めた。
特に昨シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝では、ホームとアウェーで計3ゴールの活躍を見せた。昨年4月10日にホームで行われた第1戦では、後半33分に左足でシュートを決め、トッテナムを1-0の勝利に導いている。
ソン・フンミンがゴールを決め、トッテナムがマンチェスター・シティを下した唯一の試合なのだが、そのときもやはり左足が光った。
シティとトッテナムの今季初対決が行われた2019年8月18日の試合、ソン・フンミンは退場の懲戒でピッチに立つことができなかった。来る2月3日が今季シティを相手にする初対戦となる。
ソン・フンミンが新年から見せつけている“左足マジック”が、シティを相手に再び炸裂するのか、注目が集まる。
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