日本女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。優勝したのは前日まで首位を走っていた昨季の韓国ツアー女王イ・イェウォンでも、2年連続日本ツアー賞金女王の山下美夢有でもなく、韓国の高校生アマだった。
その名はリ・ヒョソン。まだ15歳176日。馬山(マサン)第一女子高校に通うアマチュアだ。
リ・ヒョソンは韓国女子ゴルフ代表チームのエースでもある。9歳のときに祖父に連れられて練習場に行ったのをきっかけにゴルフを始め、MBN有望株ゴルフ大会3連覇、韓国ジュニア選手権、ソラボル杯全国小学校大会2連覇などを達成。
昨年には韓国アマチュアのメジャー大会であるカン・ミング杯で2年連続の優勝を達成した。また、韓国代表の一員として世界チーム選手権優勝も成し遂げている。
今年は2月の「アジアパシフィック女子アマ」で2位に入り、4月の「ネイバーズトロフィー選手権」では団体・個人W優勝を飾った。
「リ・ヒョソンは正確性と攻撃性が目立つ傑出した選手」とはミン・ナオン韓国代表コーチのコメント。その言葉通り、今回の最終ラウンドでは1イーグル、5バーディー、2ボギーを記録した。
特に2ボギーで迎えた最終18番(パー5)ではイーグルを奪い、最終スコアを「67」でまとめたあたりは圧巻だった。
なお、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」歴代韓国人優勝者はウォン・ジェスク、ジョン・ミジョン、アン・ソンジュ、チョン・インジ、キム・ハヌル、申ジエなどがいる。
韓国アマチュア選手の日本ツアーメジャー大会優勝は、2012年に16歳で「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」を制したキム・ヒョージュ以来、12年ぶりとなった。
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