女子ゴルファーの妻は涙…韓国で活躍する日本人Kリーガー、29歳新婚で決断した海外初挑戦の裏側

もしかしたら、一世一代のチャンスだったのかもしれない。

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大邱(テグ)FCに新加入した日本人MF吉野恭平(29)は、自身初の海外進出を通じて“競争力”を試されている。

吉野は去る3月31日、敵地・光州(クァンジュ)サッカー専用球場で行われたKリーグ1(1部)第4節の光州FC戦で同点弾を決め、大邱の2-1の逆転勝利に貢献した。

開幕3試合で1分2敗と苦しんでいたチームは、4戦目で今季初白星をマークした。吉野自身、2戦連続得点かつシーズン2得点目に成功した。

代表ウィーク前の3月16日、本拠地・DGB大邱銀行パークで行われた第3節の水原(スウォン)FC戦で、左足のミドルシュートでKリーグ初得点を決めた吉野。

光州戦で決めた自身2点目は、右足を振り抜いてのグラウンダーシュートだった。第4節終了時点で、吉野はチーム内最多得点者となっている。

吉野恭平
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)第3節水原FC戦でKリーグ初得点を決めた吉野恭平

妻は涙…海外挑戦の裏側

東京ヴェルディユースを経て2013年にトップチームに昇格した吉野は、サンフレッチェ広島、京都サンガF.C.、ベガルタ仙台、横浜FCと渡り歩き、J1通算105試合3得点、J2通算93試合4得点を記録した。

そして今年1月5日、横浜FCから大邱への完全移籍が発表された。

プロ12年目となる今季、初の海外挑戦を選択した決断には“裏側”があった。

吉野は昨年12月16日、同じ1994年生まれの女子プロゴルファー、松森彩夏(29)との結婚を発表した。

その後、欧州へ新婚旅行に行った際、大邱から入団のオファーを受けた。そこで、吉野は果敢にも新たな挑戦を選択した。

当時、夫と離れて過ごさなければならないという突然の事実に、妻は涙を流したという。それでも、吉野はキャリアで夢見てきた海外への挑戦を諦めることができなかった。

吉野恭平
(写真提供=韓国プロサッカー連盟)第4節光州FC戦で同点弾を決め、チームメイトから祝福される吉野恭平(左)

大邱を率いるチェ・ウォングォン監督は、冬季キャンプの時点から吉野を中盤で起用した。指揮官の強い信頼を得て、吉野はKリーグ1開幕から全4試合で先発フル出場している。彼はすでに確固たる主力の一人だ。

何より、身を挺したプレーと豊富な運動量で中盤の原動力となっている。吉野はここまでの4試合、ボール獲得回数51回と同部門でKリーグ1全体1位だ。グラウンドを駆け回り、相手の攻撃の芽を摘む“仕事人”の役割を見事に果たしている。

吉野は「監督をはじめ、チームを構成するすべての人々が、ピッチ内外で家族のように一つになっている。2試合連続でゴールを決めるとは思いもしなかった。秘訣はわからない」と笑顔を見せつつも、「(チームが)自分に要求しているのは得点ではないと思う。(得点は)チームとして良いプレーを考えながら攻撃的にプレーした結果だ」と強調した。

そして、「浮かれることなく、毎日全力でプレーする。大邱の一員として、得点と勝利を増やすことができるよう努力する」と誓った。

なお、大邱は次戦、4月3日の第5節でユン・ジョンファン監督率いる江原(カンウォン)FCと対戦する予定だ。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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