サッカー韓国代表FWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)が、アジアカップ優勝を逃した悔しさを伝えた。
ファン・ヒチャンは2月7日(日本時間)、アフメド・ビン・アリ・スタジアムで行われたアジアカップ準決勝ヨルダン代表で先発出場。後半36分にMFヤン・ヒョンジュン(21、セルティック)と交代するまでプレーした。
前回の準々決勝オーストラリア代表戦では、後半アディショナルタイムに同点PKを決める活躍でチームを勝利に導いたファン・ヒチャン。
ただ、ヨルダン戦では本来のパフォーマンスを発揮できず、1本もシュートを打てないまま交代。試合も0-2で敗れ、64年ぶり優勝には届かず、ベスト4で大会を去ることになった。
ファン・ヒチャンは試合後、「とても残念な結果に終わりました。自分自身、一番重要な瞬間にチームの力、国の力になれなかったことが本当に残念で、チームメイトにも申し訳ない気持ちが大きいです」とコメント。
試合展開については「前半はそれほど押されたとは思っていません。相手はカウンターが上手く、自分たちはボールを保持しながら簡単に奪われるケースが多かったのですが、やはり大一番ということもあって細かいミスが少しずつ積み重なって、苦しくなったと思います」と振り返り、「自分がもっと上手くやれていれば、もう少し違いを作り出せていればという考えが浮かびます。また代表に来ることになれば、チームの力になり、影響力を与えられるような選手になりたいです」と伝えた。
韓国は今回、ヨルダンに2試合とも勝利できず。「多くのアジアのチームのレベルが上がったのは事実です」と強調したファン・ヒチャンは、「多くの方が“〇〇と引き分けた”、“〇〇に負けた”という話をしますが、相手をリスペクトしていないと思っています。彼らが本当によくやったからこそ、自分たちも苦しい試合を強いられました。それでも、この先もアジア最強に向けて挑戦しなければならないと思います」と、アジアの競争力に言及した。
また、「ワールドカップとアジアカップの2つのステージで、自分たちの臨む姿勢に少しの違いがあることは事実だと思います」とし、次のように続けた。
「ワールドカップでは完全にチャレンジャーの立場ですが、アジアカップでは優勝、アジア最強の座を狙っています。そのような少しの差は当然あると思います。ただご覧の通り、多くのアジアのチームが発展していて、素晴らしい選手もたくさんいると思います」
「どのチームでプレーしているかが重要なのではなく、選手たちがどれだけ耐えて、チームとして良いパフォーマンスを発揮できるかが重要だと思います。その意味で今日は相手が良かったですし、自分たちも準備はしていましたが、結果として勝てなかったので、相手が強かったということだと思います」
そして最後、「自分だけでなく、すべての選手が“アジア最強”の姿を見せたいという強い思いを持っていましたが、それができず残念です」とし、「次また機会が来るのであれば、自分がチームの助けになれるよう多くの準備をして、次のアジアカップも必ず挑戦したいです」と前を向いた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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