東京五輪への“死のロード”が始まる…U-23韓国代表はどんなチームなのか

2020年01月08日 サッカー

韓国は中国(1月9日)、イラン(1月12日)、ウズベキスタン(1月15日)と同じグループC。過去の対戦成績ではいずれも韓国が勝ち越しているが、組み分け発表直後には“死の組”と称されたほどだ。

『中央日報』サッカー班のパク・リン記者も「グループリーグが簡単ではない。むしろかなり厳しい相手です」と心配する。

また、イ・ガンイン(バレンシア)とペク・スンホ(ダルムシュタット)の招集ができなかったことも懸念されている。

U-20ワールドカップで韓国を準優勝に導き自らもゴールデンボール(大会MVP)に輝いたイ・ガンインと、A代表でも活躍するペク・スンホは、キム・ハクボム監督がかねてから大会参加を渇望していた選手だ。

所属クラブの協力を要請するために韓国サッカー協会(KFA)のホン・ミョンボ専務理事とキム・ハクボム監督が渡欧までしたが、イ・ガンインは11月に太ももを痛めて本調子ではなく、ペク・スンホもクラブからの協力を得られず見送られた。

U-23韓国の主軸となるのは?

もっとも、今大会に挑むチームに欧州組がいないわけではない。ドイツ・ブンデスリーガのSCフライブルクに所属するチョン・ウヨンだ(元ヴィッセル神戸のチョン・ウヨンではない)。

昨季まで所属したバイエルン・ミュンヘンでチャンピオンズリーグも経験したスピードスター(30m走3秒79らしい)は、2019年10月からU-23韓国代表の主力となっている。

(写真提供=韓国サッカー協会)チョン・ウヨン(左)

U-23韓国は、このチョン・ウヨンとU-20ワールドカップで活躍したオム・ウォンサン(光州FC)、昨季Kリーグ2(2部リーグ)MVPのイ・ドンジュン(釜山アイパーク)のスピードと機動力を生かした攻撃が特長だ。

システムは4-2-3-1。昨年はA代表にも呼ばれたGKソン・ボムグン(全北現代)、MFイ・ドンギョン(蔚山現代)らが不動で、U-20ワールドカップの日韓戦でゴールを決めた身長193cmのオ・セフンがワントップを務める。

また、GKアン・ジュンス(鹿児島ユナイテッド)やDFイ・サンミン(昨季までV・ファーレン長崎。今季は蔚山現代)、MFウォン・ドゥジェ(昨季までアビスパ福岡。今季は蔚山現代)など、Jリーグ経験者もいる。

監督はトーナメントに強い“ハクボムソン”

チームを率いるキム・ハクボム監督は研究熱心なことから、アレックス・ファーガソン監督ならぬ韓国では別名“ハクボムソン”と呼ばれ、2014年にはKリーグの城南FCをFAカップ優勝に導き、2018年にはアジア大会優勝なども成し遂げたことから「トーナメントに強い知略家」ともされている。

キム・ハクボム監督

そんな知将が率いる韓国は、はたして “死の組”とされるグループCを勝ち上がり、決勝トーナメントを勝ち抜いて東京五輪へのチケットを手にすることができるだろうか。

仮に“死の組”グループCを勝ち上がっても、準々決勝で対戦するのはUAE、ベトナム、北朝鮮、ヨルダンが属するグループDの勝者。まさに韓国にとって東京五輪への道のりは“死のロード”だ。

いずれにしても、東京五輪のアジア出場枠は3枠。上位3チームに出場権が与えられる。日本がベスト4に進出した場合、準決勝に進出したチームには無条件で東京行きのチケットが与えられるので、韓国はベスト4まで駒を進めることができなければ東京五輪のピッチを踏むことができない。

(文=慎 武宏)

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