終了間際PK志願→成功の“強心臓”!韓国ファン・ヒチャン「ソン・フンミンさんに“蹴りたい”と…」【アジア杯】

劇的な同点PKを成功させた韓国代表FWファン・ヒチャン(27、ウォルヴァーハンプトン)が、勝利の喜びを語った。

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ファン・ヒチャンは2月3日(日本時間)、アル・ジャヌーブ・スタジアムで行われたアジアカップ準々決勝オーストラリア代表戦で先発出場。

1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム7分、FWソン・フンミン(31、トッテナム)の突破からPKを得ると、自らキッカーを志願。本来はソン・フンミンが務めるPKキッカーを担い、重圧に包まれるなかでも同じ方向を飛んだ相手GKの頭上を越える豪快なシュートを突き刺した。

また、延長前半終了間際には自身に危険なスライディングを試みたMFエイデン・オニール(25、スタンダール・リエージュ)が一発退場。ファン・ヒチャンは延長後半開始とともにベンチに下がったが、チームの2-1の逆転勝利に大きく貢献した。

ファン・ヒチャン
(写真提供=韓国サッカー協会)ファン・ヒチャン

試合後、ミックスゾーンで取材に応じたファン・ヒチャンは喜びのあまり言葉を詰まらせながらも、「何と言ったら良いか、単語が思い浮かばないですが、まずはとても幸せです」と率直な心境を明かした。

PKについては、「自分からフンミンさんに“蹴りたい”と話をして、フンミンさんも譲ってくれました。自信を持って蹴ることができたと思います。代表選手ならば、試合中のプレー一つ一つに大きな責任感が伴います。当然、PKも簡単な場面ではなかったですが、多くのファンの方々に応援していただいていましたし、チームメイトたちの努力も詰まった瞬間だったので、今まで以上に集中してシュートしました」と振り返った。

また、相手のスライディングを受けた場面は「当時は本当に痛かった。あとでチェックする必要があると思います」としつつ、「相手を退場させられて、数的優位を得ることができました。延長を戦ううえでは非常に有利な状況になったと思います。痛かったですが、時間が経つにつれて大丈夫になりました」と伝えた。

そして、「こうしてファンの方々に良い結果をもたらすことができて、選手として本当に嬉しいです」と、韓国のファン・サポーターと勝利の歓喜を分かち合った。

そのうえで、「ただ、まだ2試合残っているので、そのときまでもっとたくさんの応援をしていただきたい。自分たちもその応援に一緒になり、より良い雰囲気を生み出せるように準備します。次の試合はさらに優れたパフォーマンスをお見せしたいです」と、準決勝での必勝を誓っていた。

なお、韓国代表は次戦、2月7日(日本時間)にアフメド・ビン・アリ・スタジアムでヨルダン代表との準決勝を戦う。

(文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)

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