サウジアラビア戦で劇的ゴールを決めた韓国代表FWチョ・ギュソン(25、ミッティラン)が、準々決勝での活躍を誓った。
2月1日(現地時間)に行われたアジアカップ準々決勝オーストラリア代表戦の前日会見には、チョ・ギュソンがユルゲン・クリンスマン監督とともに出席した。
1月30日の決勝トーナメント1回戦サウジアラビア代表戦で、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに同点弾をマーク。PK戦では3人目のキックを成功させるなど、チームをベスト8に導く活躍を披露したチョ・ギュソン。
来る2月2日、アル・ジャヌーブ・スタジアムで行われる準々決勝の相手となるオーストラリアについては「“堅い”チーム」と表現。そのうえで、「韓国にも前線に良い選手が多い。フィジカルも良いが、よりスピードのある選手が多い。得点力について特に心配はしていない」と勝利への自信を示した。
また、韓国代表のメンバー25人中10人が累積リーチと、警告を受けた選手が多いものの、「“警告を再び受けたらどうしよう”という考えでピッチに立っている選手はいない。例え警告を受けているとしても、目の前の1試合が重要だ。そこに神経を使いすぎることはない」と強調した。
以下、チョ・ギュソンとの一問一答。
◇
―2015年アジアカップ決勝では、オーストラリアが韓国に勝利して優勝したが、当時の記憶についてチーム内で話したことは。
そのときは自分がいなかった。かなり前のことなので、よく覚えていない。
―オーストラリアには身長の高いDFが多く、自身にかかる負担も多くなると思うが、どのように戦うか。
オーストラリアは“堅い”チームだと感じている。ただ、こちらにも前線に良い選手が多い。フィジカルも良いが、よりスピードのある選手が多い。なので、得点力について特に心配はしていない。
―連戦による体力面の負担について、選手自身はどう感じているか。また、現在まで10人の選手が警告を受けている。これらの部分について選手たちでどう話し合い、どう準備を進めているのか。
経験豊富な選手が多いので心配していない。体力的なことより、精神的な問題だと思う。
警告を受けている選手は多いが、“警告を再び受けたらどうしよう”という考えでピッチに立っている選手はいない。例え警告を受けているとしても、目の前の1試合が重要だ。そこに神経を使いすぎることはない。
ーサウジアラビア戦で得点するまで、自身に対する世論があまり良くなかったが、それでも「気にしない」と話していた。周囲の声について本当に気にしていないのか、それともそうやって自分に暗示をしているのか、どうコントロールしているかが気になる。
本当に、一つも気にしていない。すべてのスポーツ選手が背負わなければならない宿命だと思う。だから、自分だけでなく、ほかの選手も、周囲の騒音に気を使わない方法、自分だけのノウハウを持っていると思う。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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