メジャーリーガーの先輩選手を脅迫した疑いのある韓国の元プロ野球選手が、また別のメジャーリーガーも脅迫した疑惑が浮上した。
ソウル江南（カンナム）警察署は1月18日、恐喝の疑いで元プロ野球選手イム・ヘドン（27）の拘束令状を申請した。
イム・ヘドンが現在、キム・ハソン（28、サンディエゴ・パドレス）と飲み会での暴行・恐喝・脅迫疑惑で“真実攻防”を繰り広げている状況で、また別の疑惑が出てきた。
というのも、イム・ヘドンが2021年、当時トロント・ブルージェイズに在籍したリュ・ヒョンジン（36）のロードマネージャーとして活動した際、両者間の軋轢を理由に数億ウォンを要求した疑いがあるのだ。
リュ・ヒョンジンは脅迫を受け、イム・ヘドンに約3億ウォン（日本円＝約3000万円）を渡したという。
現在、イム・ヘドンは未逮捕状態の被疑者だ。裁判所の拘束前被疑者尋問（令状実質審査）の日程が決まれば、ソウル中央地裁に出席して審査を受けることになる。
キム・ハソンは先月、恐喝及び恐喝未遂の疑いで、キウム・ヒーローズ時代の後輩であるイム・ヘドンを告訴した。告訴人調査も受けた。キム・ハソンは2021年から2年以上、継続的な恐喝・脅迫を受けていた。
すると、イム・ヘドンは逆にキム・ハソンから常習的に暴行を受けていたと主張した。これに対し、キム・ハソンは「まったく事実ではない」と直ちに反論した。同時に、情報通信網法上の名誉棄損の疑いで追加告訴した。
警察は昨年12月21～22日、2日連続でイム・ヘドンを召喚して調査し、イム・ヘドンの携帯電話をフォレンジック、メールや通話内容の分析などを行っている。
リュ・ヒョンジンとキム・ハソンのメジャーリーガー2人を脅迫した疑いのあるイム・ヘドンは、かつて2015～2016年にキウムに在籍。ただ、2年間で一軍登板は一度もなく、2016年シーズン終了後に放出となっていた。
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