【韓国の視点】“負け”はないが“楽勝”もない…日本も苦しんだアジア杯初戦、韓国が警戒すべきこと

サッカー韓国代表はアジアカップのグループステージにおいて、過去一度も“初戦”で敗れたことがない。

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初開催の1956年大会から1968年大会までは全チーム総当たりで行われ、現行の「グループステージ→ノックアウトステージ」の形式が定着したのは1972年大会から。

韓国は2019年大会まで11大会のグループステージを戦い、35試合21勝8分6敗を記録したなか、グループ初戦の成績は5勝6分の無敗。“挑戦者”の立場で出場するワールドカップのグループ初戦成績(3勝2分6敗)とも比較される数字だ。

しかし、“無敗錯視”に陥ってはならない。どの大会においても初戦は最も難しい。試合感覚が100%上がった段階ではなく、初戦という重要性もあって、両チームともに慎重な試合運びをするからだ。

つい昨日の14日には、日本代表がベトナム代表に4-2で大勝したものの、前半に一時逆転を許すという展開も見られた。

初戦“楽勝”はない韓国…“中東の伏兵”に警戒せよ

韓国はアジアカップのグループ初戦で負けたことはないが、簡単に勝利した試合もほとんどない。

グループステージが初めて施行された1972年大会で、クメール共和国(現カンボジア)に4-1で大勝したのが唯一の2点差以上の勝利だ。残りの4回の勝利は、いずれも1点差の辛勝だった。

1988年大会ではUAEに1-0。直近の3大会は2011年大会でバーレーンに2-1、2015年大会でオマーンに1-0、2019年大会でフィリピンに1-0と辛うじて勝利している。

特に5年前、パウロ・ベント前監督(現UAE代表監督)が指揮を執った前回大会では、グループ最弱とされたフィリピンに苦戦を強いられ、後半22分のFWファン・ウィジョ(31、ノッティンガム・フォレスト)の決勝点で勝利した。

なお、1996年大会から2007年大会までの4大会は、いずれもグループ初戦で引き分けている。1996年大会はUAEと1-1、2000年大会は中国と2-2、2004年大会はヨルダンと0-0、2007年大会はサウジアラビアと0-0だった。

韓国代表 バーレーン代表
(写真提供=韓国サッカー協会)2019年大会でバーレーン代表と対戦した韓国代表ソン・フンミン(中央)

何より、今大会初戦の相手は“中東の伏兵”バーレーンだ。韓国とバーレーンは15日20時30分(日本時間)より、ジャシム・ビン・ハマド・スタジアムでグループEの初戦を戦う。

客観的な戦力では、FWソン・フンミン(31、トッテナム)、MFイ・ガンイン(22、パリ・サンジェルマン)、DFキム・ミンジェ(27、バイエルン・ミュンヘン)らトップクラスの欧州組を擁する韓国が大きくリードしている。

しかし、バーレーンは中東特有の荒々しく巧妙なプレーを通じて、相手の“強み”を制御できるチームだ。

韓国はバーレーンとの通算成績で11勝4分1敗と絶対的な優勢に立っている。

ただ、たった一度だけ敗れた試合がアジアカップだ。2007年のグループ第2戦で対戦し、前半4分に先制しながら、2失点でまさかの逆転負けを喫した。

また、前回の2019年大会でも決勝トーナメント1回戦で対戦しているが、当時も延長戦までもつれる接戦の末に2-1で勝利。ここで予想以上に消耗した韓国は、準々決勝でカタールに0-1で敗れ、早期敗退を余儀なくされた。

油断すれば痛い目に遭う。バーレーンとの初戦から、韓国は手堅く勝利を収めなければならない。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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