かつてトッテナムやドルトムントでプレーした元韓国代表DFイ・ヨンピョ(42)が、所属チームでサイドハーフとしての起用が増えているソン・フンミン(トッテナム・27)について解説した。
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イ・ヨンピョは2005年から2008年までの3年間、トッテナムでプレーし、70試合に出場した。同時期にマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたパク・チソンとともにプレミアリーグで活躍し、サッカーファンから多くの愛情を受けた。
サイドバックながら巧みなスキルを兼ね備えるイ・ヨンピョが世界的なDFを抜いてアシストを記録した場面は、海外サッカーファンの間でも記憶に残っているだろう。
トッテナムで活躍したからこそ誰よりもチーム事情を良く知るイ・ヨンピョは、現在トッテナムでワールドクラスのプレーを披露するソン・フンミンを評価している。
マウリシオ・ポチェッティーノ前監督に代わりジョゼ・モウリーニョ新監督が指揮を執るトッテナムで、ソン・フンミンはサイドハーフでの起用が増えている。だが、序盤からゴールを量産していたソン・フンミンが、最近では守備への加担によって得点チャンスを得られていないと憂慮する声が韓国内で上がっている。
しかし、イ・ヨンピョの見方は違う。
彼は「チームが結果を残すには(どんな選手であっても)守備ができなければならない。(モウリーニョ監督の)哲学は正しい」という見解を述べた。
イ・ヨンピョは「ソン・フンミンが守備に積極的に参加したからといって、攻撃ができなくなったわけではない。逆に考えると、その分攻撃の機会もより生まれるだろう。決して悪くない役割だ。守備の安定したチームが、最終的に良い成績を残すものだ」と説明した。
また、「チームが上手くいけば、そこに所属するソン・フンミンへの評価も良くなるだろう」と付け加えた。
モウリーニョ監督体制となったトッテナムの今シーズンの成績についても触れたイ・ヨンピョは、「トッテナムは4位以内に入るだろう。来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権は得られるはずだ。どんな大会であれ、簡単に崩れることはないだろう」と、古巣の活躍に期待を寄せた。
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