女子ゴルフ界の“レジェンド”朴セリが明かす、ゴルフにとどまらないセカンドキャリアとは?

2019年12月20日 ゴルフ #朴セリ

女子ゴルフ界の“レジェンド”朴セリは、韓国内で“希望のアイコン”として親しまれている。

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1998年に彗星のごとく現れ、「全米女子オープン」と「全米プロゴルフ選手権」を制した朴セリの活躍に、当時IMF危機によって苦痛を強いられていた韓国国民は夢と希望を与えられた。

2008年にアジア人初となるLPGA殿堂入りを果たすと、2016年3月に現役引退を表明。同年夏に行われたリオ五輪では女子ゴルフ韓国代表の監督を務め、パク・インビを金メダル獲得へと導いた。

輝かしいゴルファー人生を送った朴セリは、引退後も活発に活動している。

「愛のカタツムリ」広報大使に就任した朴セリ

朴セリは、聴覚障害の幼少年への人工内耳支援や一般大衆へ聴覚障害に対する認識改善のための活動を行う「愛のカタツムリ」広報大使に就任。12月17日に「愛のカタツムリ広報大使委託式」が行われ、朴セリも式に参加した。

委託式に参加した朴セリは、聴覚障害の幼少年が人工内耳手術を受けたとしても、リハビリをすることでやっと声が聞こえるという内容の映像を見て、目に涙を浮かべていた。

「聴覚障害の子供たちが言葉を発せるようになるのを見たとき、感動を覚えた」と、広報大使としてより熱心に活動する決意を述べた。

また、朴セリは「知人から愛のカタツムリの活動を知らされ、参加してみることを勧められた。このような素晴らしい取り組みに自分も参与できることに感謝したい。スポーツを通じて誰かの希望や夢になれた昔のように、聴覚障害を持った幼少年と夢や希望をともに分かち合いたい」と語った。

広報大使に就任してからは、ゴルフと関連したイベントでの積極的な広報や、チャリティーゴルフ大会、バディ基金寄付など、多方面でアイデアを生み出している。1人でも多くの人に賛同してもらえるよう、積極的な活動に励んでいるのだ。

カタツムリの人形を手にポーズを取る朴セリ

引退から早3年、ゴルフではプロだったが社会人としては新人だったと彼女は話す。

朴セリは「振り返ると、選手の頃はゴルフをしてスケジュール通り動いていればよかったが、今は取り組むことの幅が広がったことで会う人も増えた。この3年間は無我夢中に過ごした。自分自身のやりたいことを、着々と積み上げられている」と、選手時代との違いを話した。

現役引退後、朴セリは多様な活動を繰り広げた。2016年リオ五輪に女子ゴルフ韓国代表監督として参加し、自国に金メダルをもたらすと、2019年10月には選手や監督での経験を生かしてスポーツ専門会社「バズインターナショナル」を立ち上げた。

活動は韓国内にとどまらない。アジア選手を育成すべく、KLPGAや台湾ゴルフ協会などアジア8カ国の協会が集まり2020年1月にシンガポールで創立するアジアゴルフ協会でも活動する。

朴セリは、「ゴルフでは韓国がトップレベルにあるが、その夢をアジア諸国にも広めることになった。まだゴルフへの理解が進んでいないアジア諸国もあるが、来年からインドネシアやシンガポール、ベトナムなどでユース大会を開催し、ゴルフを活性化してジュニア選手を育てていきたい」と、韓国外での活動にも意欲を示した。

2016年リオ五輪に女子ゴルフ韓国代表監督として参加した朴セリ

監督として臨む2020年東京五輪の覚悟も明かした。「選手たちが怪我さえしなければ、メダル獲得は有力だろう」と、朴セリは自信を見せた。

そして、「監督というよりもマネージャーとして、大会前から選手たちのコンディションを最大限引き上げることが私の役目だ。選手とコミュニケーションを取り、環境をしっかり整えたい。あとは選手個々人のルーティンを尊重する。なるべく選手たちが負担を負わないようサポートしたい」と、自身の役割を語ってくれた。

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