ソン・フンミン(27・トッテナム)が後輩の挑戦に拍手を送った。
トッテナムは12月15日(日本時間)、モリニュー・スタジアムで行われた2019-2020プレミアリーグ第17節ウルヴァーハンプトンとの試合に、2-1で勝利した。
トッテナムは前半8分、ルーカス・モウラのゴールで早々と先制したが、後半21分にアダマ・トラオレに同点ゴールを許した。それでも後半ロスタイム、トッテナムのヤン・フェルトンゲンが劇的なゴールを決めて、勝ち点3を手にした。
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これでトッテナムはシーズン成績を7勝5分5敗(勝ち点26)とし、リーグ5位に浮上した。
試合終了後、ミックスゾーンに現れたソン・フンミンは、「1-1となった状況でも選手たちがあきらめずに勝利できたことが、肯定的な部分だ。ウルヴァーハンプトンも僕たちを相手にするために多くの準備をしたように見えたが、選手たちがそれを警戒して頑張ったと思う。守備もしっかりしていたし、今日は十分に勝つことができると思っていた」と話した。
そして「最善を尽くして勝ち点3を獲得できたことが最も重要。勝った後、本当にうれしくてみんなで抱き合った。今のこの雰囲気をシーズン終盤まで続けていきたい」と喜んだ。
リーグ4位であるチェルシー(9勝2分6敗)との差も、勝ち点3差に縮んだ。シーズン序盤の難しい出発を克服し、いつの間にか「トップ4」入りまで見えてきた状況だ。
「今の僕たちの目標は、当然リーグ4位以内に入って、次シーズンのチャンピオンズリーグに必ず行くこと」と強調したソン・フンミンは、「ぴったり半分まで来た。残りのシーズンはまだ長い。今の3点差よりも、シーズン終盤にどうなるかが重要だ。常に勝ち点3を獲得できるように努力するべきだし、そうすればシーズン終盤にチームがさらにいい位置にいると思う」と展望した。
昨季チャンピオンズリーグで惜しくも準優勝に終わったトッテナムは、悔しさを晴らすための本格的なスタートを切る。12月16日の組み合わせ抽選を通じて、16強戦の相手が決まる。
「特別に対戦したい相手がいるのか」という質問に、ソン・フンミンは「特別に求めるチームはない。チャンピオンズリーグで対戦する相手はみんな難しい」と答え、「どんなチームと対戦することになっても、まだ時間がある。今はリーグ戦に備えて、チャンピオンズリーグの日程が始まる前に、さらにいい位置にチームを持っていくことを考えるべきだ」と力を込めた。
その一方で「(イ・)ガンイン(バレンシア)と連絡した。もしかしたら対戦することになるかもしれないので、会えたらいいねと話した」と、実現するかもしれない“韓国人選手対決”への期待を述べた。
ソン・フンミン、イ・ガンインとともにチャンピオンズリーグに出場していた韓国人選手のうち、ファン・ヒチャンは所属するザルツブルクがグループリーグで敗退した。今季の直接対決は難しくなったが、成功裏にデビューシーズンを送っているファン・ヒチャンには、プレミアリーグのいくつかのクラブが関心を持っている状況だ。
ソン・フンミンは「能力のある選手だ。チャンピオンズリーグはもちろん、自国リーグでもいい姿を見せている。どのチームに行っても十分に上手くやれるはず」と話した。
そして「もっと上のリーグを夢見るのは、選手として当然だと思う。ヒチャンも同じだし、かわいい後輩がみんな上手くいけばと思う。他の選手たちがプレミアリーグ、ブンデスリーガとどこに行っても、常に後ろから励ましてあげたい」と応援メッセージを伝えた。
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