韓国男子競泳の「ルネッサンス」は続く。
今度は400mメドレーリレーで13年ぶりのアジア大会銀メダルを獲得した。
9月26日に行われた杭州アジア大会・競泳男子の400mメドレーリレー決勝で、韓国のイ・ジュホ(28)、チェ・ドンヨル(24)、キム・ヨンボム(17)、ファン・ソンウ(20)が3分32秒05をマークし、銀メダルに輝いた。
1位の中国はあまりに強かった。3分27秒01でアジア新記録を塗り替える圧倒的な速さで金メダルを獲得した。
韓国は日本と熾烈な争いを繰り広げた。二転三転する展開だったが、それでも韓国が優位に立った。
そして、同種目で直近2大会連続銀メダルの日本を上回り、2位でフィニッシュした。日本は3分32秒52で3位だった。
100m背泳ぎ銅のイ・ジュホが1番手に出て、100m平泳ぎ銀のチェ・ドンヨルが続いた。高校生ながら国家代表に選ばれたキム・ヨンボムがバタフライでレースを繰り広げ、最後の100mをファン・ソンウが自由形で“泳破”した。
韓国新記録だ。今年7月に福岡で行われた世界選手権での3分34秒25を2秒以上も縮めた。800m自由形リレーのアジア新記録に続き、また新たな記録を打ち立てた。
2010年広州大会以来、13年ぶりに400mメドレーリレーでメダルを獲得した点も貴重だ。
レース後、ファン・ソンウは「韓国新記録を打ち立てた。2秒以上も縮めた。仲間が本当に頑張ってくれて胸がいっぱいだ。このメンバーでこの先もずっと記録を縮めていきたい気持ちが大きい」と伝えた。
イ・ジュホは「4人全員のコンディションが良かった。韓国最高の選手たちを呼吸を合わせている。日本と争ったが、やってみる価値があると思った。そして、本当に日本に勝った。本当に良い。何より、自分たち4人が楽しく試合できたことに本当に満足している」と強調した。
チェ・ドンヨルは「韓国競泳はいつも中国や日本に押され、3位にとどまるという認識が強かった。だが、今回2位になったことはとても意味があると思う。力を合わせて準備し続ければ、いつか最も高いところに立つことができるはずだ」と述べた。
最年少メンバーのキム・ヨンボムは、「試合結果が少し惜しくはあるが、福岡での世界選手権が終わって数カ月も経たないうちに再び韓国新記録を立てた。アジア大会で成し遂げただけにもっと意味深いと思う。優れたヒョン(兄さん)たちと一緒にできてもっと意味深い」と明かした。
なぜこのような好記録が出るのか。その原動力を聞くと、ファン・ソンウは「メンバー間の呼吸が誰よりもよく合っているからだ。おかげで韓国記録を2秒以上も縮めることができた」と強調した。
そして「ここで終わりではない」とし、「パリ五輪があり、世界選手権がある。アジア大会もまだ続く。ずっとともに戦える選手たちだ。十分に素晴らしいメンバーだ。全員でともに息を合わせれば、良い記録、良い成績が出るはずだ」と力を込めて話した。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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