【LPGA決算】2019年米国女子ゴルフツアー総括。今年も韓国の“天下”だった!!

2019年11月27日 ゴルフ

2019年アメリカ女子プロゴルフ(LPGA)ツアーは“太極娘子(テグッナンジャ)の天下”だった。

華麗なフィナーレもあった。今シーズンLPGAツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」でキム・セヨンが優勝し、有終の美を飾ったのだ。

キム・セヨンは11月25日(日本時間)、CMEグループ・ツアー選手権最終ラウンドで5バーディー、3ボギーの2アンダー70打を記録。通算18アンダー、270打を記録して優勝した。

【写真】「実はあの美人プロもそうだった!!」世界で活躍する韓国系の女子ゴルファーたち

大会中、首位の座を守ったキム・セヨンはLPGAツアーでは自身初の“ワイヤー・トゥー・ワイヤー”を達成し、シーズン3勝目を獲得した。

また、今回の優勝でキム・セヨンはLPGAツアー通算10勝を達成。パク・セリ(25勝)、パク・インビ(19勝)、申ジエ(11勝)に続いて韓国選手では歴代4人目の二桁勝利選手となった。

(写真提供=LPGA)キム・セヨン

特に、今大会は女子ゴルフ歴代最多優勝賞金の150万ドル(約1億6000万円)がかかっていた。キム・セヨンは巨額の賞金も手にし、二重の喜びを享受した。

「韓国で初めて優勝したとき、1億ウォン(約1000万円)の賞金を手にした。こんなに大きな賞金がもらえるとは思わなかった。意味のあることに使いたい」と明るく笑った。

韓国女子ゴルフはキム・セヨンの優勝で、今季LPGAツアー33試合中15勝を記録。2015年と2017年に続いて1シーズン最多勝タイ記録を達成した。奇数年に強い韓国女子ゴルフの底力が改めて証明されたわけだ。 

主要タイトルも韓国女子ゴルフが支配した。その中心には世界ランキング1位のコ・ジンヨンがいる。

今大会前に、年間最優秀選手とアニカ・メジャーアワード受賞、最多勝(4勝)、賞金女王(277万3894ドル)、年間最少平均ストローク(69.06)、グリーン的中率(79.6%)といったタイトルをすべて独占したコ・ジンヨン。

LPGAツアー賞金王は申ジエ(2009年)、チェ・ナヨン(2010年)、パク・インビ(2012年、2013年)、パク・ソンヒョン(2017年)に続いて韓国選手としては通算5人目だ。 

(写真提供=LPGA)コ・ジンヨン

平均打数のタイトルも朴セリ(2003年)、パク・ジウン(2004年)、チェ・ナヨン(2010年)、パク・インビ(2012年、2015年)、チョン・インジ(2016年)に続いて、コ・ジンヨンが韓国女子ゴルフ6人目のタイトルホルダーとなった。

昨年2018年にLPGAツアー進出し、新人賞を受賞したコ・ジンヨンは、“2年目のジンクス”に苦しむことなく大活躍を見せた。 

4月のANAインスピレーション、7月のエビアン選手権などメジャー大会も制して通算4度の優勝を経験し、準優勝も3回あった。

このほか、6月のメジャー大会であるUS女子オープンを制覇したイ・ジョンウン6が新人賞を受賞。LPGAツアー新人王のタイトルは5年連続で韓国選手のものとなった。

なお、来季LPGAツアーは2020年1月16日、ダイヤモンドリゾート・チャンピオンズトーナメントで幕を開ける。

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