「さほど変わったとはない」
ソン・フンミン(トッテナム)は11月23日(日本時間)、プレミアリーグ第13節ウェストハム・ユナイテッドとのアウェーゲームで1ゴール1アシストの活躍でチームを3-2の勝利を導いた。
トッテナムでのデビュー戦を行ったジュゼ・モウリーニョ監督に初勝利をもたらした。
【写真】ソン・フンミンとモウリーニョの初対面の瞬間、何があった?
試合後、ミックスゾーンで韓国取材陣と会ったソン・フンミンは、「新しい環境で選手たちが良いプレーをして久しぶりに遠征で勝利できるようになり、気持ちが軽くなったようだ。大事な状況で勝利を収めることで自信を得たが、その部分はプラス要因になると思う」と淡々とした勝利の感想を述べた。
トッテナムは11月20日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督を更迭してモウリーニョを新しい司令塔に選任した。約5年半の間、トッテナムを率いたポチェッティーノ監督は別れの挨拶もできぬままチームを去った。そのことについてソン・フンミンは残念がった。
「ほとんど5年半の間、ポチェッティーノ監督の下で多くのことを学んだ。感謝の気持ちを伝えることができず、申し訳ない気持ちを持っている」
しかし、これからはモウリーニョ監督と呼吸を合わせなければならない。ソン・フンミンはモウリーニョ監督について次のように語った。
「大きく変わった部分はあまりない。新しい監督は選手たちを助けようと思っているし、選手たちもそのような部分を肯定的に受け止めようとしている。この日の試合でそれを見せたように、選手も努力している」
名将モウリーニョとソン・フンミンの出会いは、イギリス現地でも関心の対象だ。
モウリーニョ監督は『スカイスポーツ』の解説をしたとき、ソン・フンミンを褒め称えた。トッテナム出身のジャーメイン・ジェナス氏も「モウリーニョはソン・フンミンを愛するようになる」と期待を示した。
それについてもソン・フンミンは口を開いた。
「それは重要ですか。多くの方々が期待してよく話してくれることはいいことだが、あくまでも僕次第だ。ウェストハム戦も監督は僕を信じて出場させてくれた。いつも試合に出れば良いプレーをし、チームに役立てるよう努力している。そういうところがうまくいったからこそ、今日は勝てたのだと思う」
アウェーゲームとしては13試合ぶりの勝利であり、リーグ戦7試合ぶりに勝利を収めたトテナムだ。ただ、まだひとつの峠を越えただけに過ぎない。
来る11月27日にはUEFAチャンピオンズリーグのオリンピアコス(ギリシャ)戦がホームで控えている。
「韓国代表チームの試合に行ってきて、帰ってすぐ試合をした。回復をきちんとしながら準備しなければならないようだ。ホームで試合が行われるだけに勝利することで、チャンピオンズリーグでさらに良い位置につけるよう努力したい」と意気込んだソン・フンミンだった。
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