ソン・フンミンがブラジル相手に見せた攻撃的な姿勢…韓国代表に最も必要なもの

サッカー韓国代表がFIFAランキング3位のブラジルと対戦し、完敗を喫した。

試合内容も満足できない部分が多かったが、それでも“エース”ソン・フンミンは、世界的な選手たちを相手に気後れしないプレーを繰り広げながら、韓国サッカーの自尊心を守った。

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パウロ・ベント監督率いる韓国代表は11月19日(日本時間)、アラブ首長国連邦(UAE)で行われたブラジルとの親善試合に0-3で敗れた。

2018年9月に発足したベント・コリアは、初めて3失点という大量失点を許した。さらにAマッチ3試合連続となる無得点に終わっている。

試合では個人技、チームワークともにブラジルが一枚上のパフォーマンスを見せた。韓国はブラジルの攻撃を防いだ後のカウンター通じてチャンスを作り出そうと戦略を立てたが、容易ではなかった。

結局、ビルドアップをある程度あきらめて、縦パスを送るサッカーを通じてチャンスを作ろうと努めた。韓国は3失点後も何度も危機を迎えたが、さらなる追加点を奪われなかったことは幸いだった。

(写真提供=韓国サッカー協会)韓国対ブラジル

韓国の攻撃陣では、ソン・フンミンの積極性が目立った。個人技に劣る韓国は、ほとんどの選手がブラジルDFのプレッシャーから逃れる術がなく、苦しんでいた。またブラジル守備陣が戻り切った後は、スペースを狙ったり、パスワークからチャンスを作ったりすることも難しかった。

それでもソン・フンミンは積極的な動きとシュートで、ブラジル守備陣を緊張させた。

ソン・フンミンは果敢な突破でブラジルを苦しめ、ボールを受けるたびに攻撃的なファーストタッチを続けた。攻撃的な姿勢で試合に臨んだソン・フンミンは、チームメイトに自信を吹き込む役割を果たした。キャプテンとして気後れしないプレーが、他の選手たちにも影響を及ぼした。

ソン・フンミンはブラジル戦で、数本の決定的なシュートを放った。スペースがあれば果敢にシュートに狙っていく場面は、非常に印象的だった。

特に左右で強烈なシュートを打てる長所を生かし、相手DFが予測しづらいタイミングでシュートを試みながら得点を狙った。ボールをまともにとらえたシュートが、いずれもGKアリソン・ベッカーの正面に飛んだ点は不運だった。

また代表キャプテンとして、あきらめない姿勢を見せたことも印象的だった。0-3でリードされた後半35分には、相手GKが前に出ていることを見抜いてロングシュートを試みるなど、粘り強いプレーを見せながら試合の雰囲気を変えるために奮闘していた。

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