女子サッカー北朝鮮代表、東アジアE-1選手権不参加を突如発表…なぜ?

2019年10月30日 サッカー #女子サッカー

12月に韓国の釜山(プサン)で開催される東アジアサッカー連盟(EAFF)E-1サッカー選手権の決勝ラウンドに出場予定だった女子サッカー北朝鮮代表が、突然の不参加を発表した。

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韓国サッカー協会の関係者は10月29日、「北朝鮮のE-1サッカー選手権不参加が確定した。最近になって、突然参加しないとなったわけではない。東アジアサッカー連盟は、これまで北朝鮮が参加できるよう努力を続けてきたが、最終的には不発となった」と明かした。

北朝鮮サッカー協会は、数週間前に書面を通じてEAFFに大会不参加の意思を明かしたと伝えられている。

北朝鮮は、10月15日に平壌の金日成競技場で行われた韓国との2022年カタールW杯アジア2次予選の試合をホームでありながら無観客で開催し、世界のサッカー界を当惑させた。また、この試合はテレビ中継も北朝鮮側から拒否される異例も起きた。

一連の流れから、韓国相手にネガティブな結果が出ることを憂慮し、こうした措置を取ったと解釈されている。

そして、今回のE-1サッカー選手権の不参加は、韓国との硬直した関係性が影響を及ぼしていると見られている。最近の南北関係が硬化していることから、韓国で開かれる国際大会の参加に負担を感じたと予想されている。

(写真提供=韓国サッカー協会)女子サッカー北朝鮮代表

女子サッカー北朝鮮代表は、世界でも有数の強豪国として評価されている。近年はE-1サッカー選手権で3年連続優勝を果たすなど、この大会での戦績は良い。

今大会は当初、開催国の韓国に加え日本、中国、北朝鮮の4カ国による総当たり戦を行う構想だった。しかし北朝鮮の不参加によって、最終予選で2位だった台湾が繰り上がって決勝ラウンドに出場できる可能性が高まっている。

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