日本も警戒する“韓国のイチロー”に不安要素?「まだ球にもまともに当てられてない」発言の真意とは

「ファンの方々が多く期待してくださっていることを知っている。期待に見合う素敵なプレーをお見せしたい」

―最終目標は。

「アメリカにまた行くことだ。そのためには初戦のオーストラリア代表戦が最も重要だ。あと10日ほど残っているが、残りの10日間をしっかり準備してオーストラリア戦を頑張って、韓日戦で良い姿を見せられるように努力する」

―WBCで対戦したい投手はいるか。

「メジャーリーグの投手と戦いたいが、そのためには韓日戦を除けばアメリカに行かなければならない。ほかの国々とも難しい対戦となるだろう。だが、韓国にも良い投手は多い。我々も強いので、どうにかアメリカまで行ってメジャー投手の球を打ちたい」

―キム・ハソン、エドマンのメジャー二遊間コンビと一緒にプレーできることに対する心境は。

「自分も過去に内野手をしていたので、内野で良いプレーをしているのを見ると本当に素晴らしいと思う。中堅手として、自分の前に良い選手がいるということが本当に心強いし、代表にとっても良いことになりそうだ」

―帰国過程でキム・ハソンと交わした会話があったとのことだが。

「元々、自分はハソンさんより早く夜明けに到着する飛行機だった。以前、ハソンさんが一緒に行こうと言ってくれたが、先に行って髪でも切って準備していると伝えた。ところが、結局同じ飛行機に乗ることになった。ハソンさんが機内で“最初から一緒に行けば良かったのに”と冗談のように話した」

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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◇イ・ジョンフ プロフィール

1998年8月20日生まれ。日本・愛知県名古屋市出身。身長185cm。韓国のプロ野球選手。キウム・ヒーローズ所属。父親は1998~2001年に中日ドラゴンズに在籍したイ・ジョンボム(李鍾範)。高校卒業後の2017年にプロデビューし、同年の新人王を受賞。ゴールデングラブ賞(NPBのベストナインに相当)に2018~2022年の5年連続で選ばれており、2022年はシーズンMVPと打撃5冠(首位打者、最多安打、最多打点、最高長打率、最高出塁率)に輝いた。2023年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)に出場予定で、2023シーズン終了後のメジャーリーグ進出を表明している。愛称は「韓国のイチロー」。

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