兵役逃れや帰化説などで物議を醸した元サッカー韓国代表FWソク・ヒョンジュン(31)の現在が明らかになった。
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全州(チョンジュ)市民サッカー団は2月24日、公式SNSを通じてソク・ヒョンジュンの加入を発表した。背番号は「9」を着用する予定とのことだ。
全州市民サッカー団は2007年に創設され、現在はK4リーグに所属している。K4リーグはプロ(Kリーグ1、Kリーグ2)に次ぐセミプロリーグで、K3リーグ(3部相当)の下部の4部に相当する。
1991年6月29日生まれのソク・ヒョンジュンは、高校卒業後に大学進学やKリーグ入りではなく、入団テストを経て2010年にオランダ・エールディヴィジの名門アヤックスに加入した経歴の持ち主。
アヤックスでプロデビュー後はフローニンゲン(オランダ)、マリティモ(ポルトガル)、アル・アハリ(サウジアラビア)、ナシオナル、ヴィトーリアFC、ポルト(以上ポルトガル)、トラブゾンスポル(トルコ)、デブレツェニ(ハンガリー)、トロワ、スタッド・ランス(以上、フランス)と、欧州中心に各クラブを転々としていた。
代表経験も豊富で、2010年にA代表デビュー。2016年にはリオ五輪に出場したU-23韓国代表にオーバーエイジ枠で選出された。最後の国際Aマッチ出場は、パウロ・ベント前監督体制の2018年11月に行われたウズベキスタン代表との国際親善試合で、ソク・ヒョンジュンはこの試合で1ゴールを決めていた。
そんなソク・ヒョンジュンはトロワ在籍時の去る2020年12月、兵務庁が当時公開した「2019年兵役義務忌避者」名簿に含まれていることが発覚し、兵役逃れ騒動を起こした。