10月14日、平壌(ピョンヤン)の金日成競技場で韓国代表パウロ・ベント監督とイ・ヨンによる試合前日記者会見が行われた。
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ベント監督率いるサッカー韓国代表は、10月15日に2022年カタールW杯アジア2次予選第3戦の北朝鮮戦を金日成競技場で迎える。キックオフは日本時間の17時30分。
韓国は10日の第2戦スリランカ戦を8-0で大勝し、現在勝ち点6を得ている。一方の北朝鮮もここまで2戦全勝と来ているが、得失点差により韓国がグループ首位に立つ。
記者会見は、北朝鮮の取材陣5人のみという異例の形式で行われた。
選手を代表して会見に臨んだイ・ヨンは、「(北朝鮮は)チーム全体が闘志に溢れており、パワフルな選手が多いと思う。しっかり準備しなければならない」と覚悟を述べた。「北朝鮮の優れた選手を挙げるのならば」という質問に対しては、「特定の選手というより、すべての選手が優れていると思う」と評価した。
ベント監督は、南北戦に臨む自身の考えを問われ、「イ・ヨンが話したように北朝鮮は闘志に溢れ、果敢で猪突的なチームだと思う。特に、守備からカウンターに移行する際の果敢さが印象的だ」と語った。また、「両チームとも勝ち点6とし烈ではあるが、私たちは自分たちなりのスタイルで勝ち点3の獲得に集中したい」と伝えた。
10月14日の午後4時頃に平壌に到着した韓国代表チームは、一度連絡が途絶えたが、真夜中過ぎにメールを通じてようやく近況が伝えられた。前述の記者会見の内容も、会見翌日の15日午前に公開された。
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