昨年、韓国野球委員会(KBO)は早々から動き、エドマンをはじめとする韓国代表資格を持つ選手たちと接触した。代表入りが実現しなかった選手もいたが、エドマンは“チーム・コリア”を選んだ。
おかげで、韓国代表はキム・ハソン(27、サンディエゴ・パドレス)とエドマンというトップレベルのキーストーンコンビを保有することになった。韓国代表が入った東京ドーム開催の1次ラウンド・プールBでは侍ジャパンが最強と言われているが、決して引けを取らない。
そんなエドマンを、カージナルスの同僚も興味深くみているようだ。なかでもウェインライトは次のように話した。
「良かった。エドマンが韓国を代表し、ヌートバーは日本代表に行く。力になれる選手たちだ。アメリカ代表で一緒にプレー出来れば良かったとも思うが、彼らの家族の歴史を私もよく知っている。とても誇りに思っているはずだ。家族の国を代表して戦うからだ」
「WBCは大きな経験を積むことができる大会だ。面白くするつもりだ。参加するだけでもモチベーションは十分。キャリアにも大いに役立つだろう。良いプレーができると信じている。しかし、試合はまた試合だ。韓国であれ日本であれ、最後は我々が勝って金メダルを取るよ。勝つことを考えると気分が良い」
取材現場では、メジャーリーグを代表する三塁手のノーラン・アレナド(31)とも会うことができた。彼は「WBCはたくさんの意味がある大会だ。国を代表してプレーすることは常に意味がある。自負心が生まれる。メジャーリーグでプレーするのも特別だが、国家代表としてプレーできるのはまた違う。光栄だ」と切り出した。
そして、「エドマンは韓国を代表してプレーする。素晴らしい選手だ。一緒にプレーしているが、彼のプレーを見ると驚く。チーム・コリアにも大きな力になるだろう。エドマンの家族がどこから来たのか私もよく知っている。母の国を代表する。エドマンが韓国代表に選ばれたことは私自身も嬉しい。ヌートバーも同様だ」と強調した。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
Copyright @ 2018 Sportsseoul JAPAN All rights reserved.