10月に行われる2022年カタールW杯アジア2次予選の2試合に臨む韓国代表メンバーに選ばれたソン・フンミン(27・トッテナム)が、10月7日、坡州(パジュ)の国家代表トレーニングセンター(NFC)で取材陣のインタビューに応えた。
ソン・フンミンは「北朝鮮戦にのみに関心が集まっているようで心配だ。北朝鮮と試合をするためだけに僕たちが招集されたのではない。ホームでのスリランカ戦を終えてから北朝鮮戦の心配をしても遅くはない。まずは目の前の試合に集中すべきだ」と、予選に臨む覚悟を明かした。
平壌で迎える北朝鮮との“南北戦”は、人工芝が敷かれた金日成競技場で行われる。ソン・フンミンは「サッカーは天然芝であってもそうでなくても、常に怪我のリスクがある。(人工芝でのプレーは)サッカー選手としてまた1つの経験となるはずだ」と、普段と異なるピッチについて見解を述べた。
また、南北戦では“北朝鮮のロナウド”と呼ばれるハン・グァンソン(ユベントス)とソン・フンミンの直接対決にも注目が集まる。
しかし当の本人は「ある1人に目星をつけることよりも、とにかく勝利を得たいという考えがすべてだ」とし、ハン・グァンソンとの対決よりも勝利が大事であると強調した。
そして、ソン・フンミンは韓国代表のキャプテンとして「代表チームで軽いプレーはしてはならない。今はワールドカップに出場できるかどうかの状況だ。キャプテンとして、競技力と結果を求めなければならない。簡単なことではない。スタジアム内外で、代表メンバーお互いがサポートし合わなければならない」と、代表を背負うことの重みについて自身の考えを語った。
前へ
次へ