女子バレーW杯を韓国“主将”キム・ヨンギョンが振り返る「希望を見た」【インタビュー】

女子バレー韓国代表の“主将”キム・ヨンギョンが、自分の抜けた代表チームに韓国女子バレーの希望を見出した。

女子バレー韓国代表は9月30日、仁川空港を通じて帰国した。韓国代表は9月14日から29日まで、日本で行われた国際バレーボール連盟(FIVB)女子バレーW杯に出場。最終的な成績は6勝5敗の6位と、満足できる結果だった。

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ステファーノ・ラバリニ監督が就任してから初めてベストメンバーで迎えた韓国は、今回の女子バレーW杯で強豪を相手に善戦した。特に“エース”キム・ヨンギョンを温存した試合が少なくなかったことを踏まえれば、一定の評価ができるだろう。

帰国後、所属チームに戻る韓国代表のメンバーは、来年1月に行われる2020東京五輪アジア地域大陸別予選のために準備を続けていく。

帰国直後のキム・ヨンギョンは、「ここまで上手くできるとは思わなかった。私たちもできるという希望を見た」とし、「後輩たちが大きく成長して先輩として本当に気分がいい」と満足した。

以下、キム・ヨンギョンとの一問一答。

仁川空港でインタビューに応じるキム・ヨンギョン

―ワールドカップ終えた感想は?

いつもより長いシーズンだった。さらに変化した姿を見たようで、成長した部分もあって良かった。韓国女子バレーの未来を見ることができた。ひとまず最も重要なのは、オリンピック予選だ。今回のワールドカップが良い準備過程になったようだ。

―6勝5敗という結果に満足するか。

欲を出したらきりがない。ここまで上手くできると思わなかった。オリンピック予選の準備と考えていたが、やってみると上手くいって欲が出た。ドミニカ(1-3)とアメリカ(1-3)に勝っていればメダルまで見えたので、複雑な心境だった。私たちもできるという希望を見た。

―短時間に多くの試合が行われ、好成績を収めた。どの部分が最も変わったのか。

ネーションズリーグから呼吸を合わせた選手はもちろん、その後に合流した選手まで、監督と一緒に過ごしてとても良くなった。戦術においても、これまでやってこなかったバレーボールで理解できなかった部分も多かったが、今は理解もでき、重要な場面でさらに上手くできるようになった。

特にセッターが監督のバレーボールを理解している感じがした。自信もついた。監督もコーチも常に「どのチームと対戦しても勝てる」と言っていたが、選手たちもそれを信じている。オリンピックに行けたら、さらに良い姿を見せることができそうだ。

―ワールドカップ最大の収穫は?

ベストメンバーで臨めたのは、今回が初めてだった。これまではセッターをはじめ、いろんなポジションで選手の抜けが多く、全員が揃うことはなかった。オリンピック予選は合宿期間が短く、監督と合わせる時間が足りないことがあった。

今回のワールドカップを通じて、監督のバレーを選手たちがたくさん理解したようだ。そんな理解を得てからオリンピック予選に臨めるので、さらに自信が生まれた。

―キム・ヨンギョンへの依存度が低くなった。

みんなが上手くやってくれて、胸がいっぱいだ。後輩たちが大きく成長して、先輩として本当に気分がいい。だから私も休めそうな試合を休むことができた。

いろいろな選手が成長したという感じを受ける。オリンピック予選でも100%の技量を発揮できるように、所属チームに戻っても一生懸命にプレーしてほしい。

(写真提供=FIVB)

―ロシア戦(0-3)は最初から出場しなかった。

監督はスターティングメンバーを試合直前に伝える。特別に話をするわけではないので、私も出場すると思っていたし、最後まで出ることがなくて驚いた。

これまで多くの試合をして、膝も肩も腰も少しずつ良くなかった。それでも最初から出ないとチームの雰囲気にも影響を与えるし、私もチームを考えて出場していた。監督が上手く調節してくれて、コンディションを管理することができた。

―これまでの代表チームと比較して、雰囲気がたくさん変わったようだ。

監督とコーチがバレーだけに集中できるよう、環境を作ってくれた。選手たちもコートの中に入ると、それぞれが何をすべきかを認識していたので、心の負担がなかった。いつもより選手たちの意志も強かった。

オリンピックを控えて、まだ誰が東京に行くかは決まっていないため、選手がさらに熱心になったようだ。

―東京五輪までに解決すべき課題は?

粘り強さが必要だ。試合ごとに浮き沈みがある。上手くいくときはいいが、駄目なときはとても下がってしまう。自分たちが押されたとき粘る必要があるのに、そうできずに離されるところがあった。

この点を解決すれば、もっと強いチームになることができそうだ。

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