サッカーW杯2次予選、沈黙を破った北朝鮮…平壌で韓国と試合を行う意思表明

沈黙を続けていた北朝鮮が平壌(ピョンヤン)遠征に対する意見を出した。

予想とは異なり、予定通り2022年カタールW杯アジア2次予選の韓国とのホームゲームを平壌で行うという立場を表明した。

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韓国サッカー協会は9月24日、「9月23日にアジアサッカー連盟(AFC)担当部署と北朝鮮サッカー協会副会長が、マレーシア・クアラルンプールで会議を行った。AFCを通じて関連内容が伝達された」とし、「北朝鮮サッカー協会は予定通り平壌で試合を行い、韓国代表チームもグループHの他チームと同等に扱うことになるだろう」と伝えた。

サッカー韓国代表は、7月に開かれたカタールW杯アジア2次予選の組み合わせ抽選で、レバノン、北朝鮮、トルクメニスタン、スリランカと同じグループHに入った。組み合わせ抽選後、自然と南北対決が話題に上がり、平壌で試合が行われるかに関心が集まった。

というのも南アフリカW杯のアジア予選では、平壌で試合が行われず、第3国である中国で試合を開催したからだ。しかし北朝鮮は今回、違う決定を下した。

2009年4月1日、南アフリカW杯アジア最終予選で韓国と北朝鮮が対戦した

当初、北朝鮮サッカー協会がAFCに、アジア2次予選の第3戦ホームゲームを10月15日に金日成競技場で行うという公文書を8月2日に提出したことで、平壌遠征が実現される雰囲気だった。

しかし韓国サッカー協会が平壌遠征のために、選手団の訪朝ルートなどを含む全般的な準備についての意見を、AFCを介して北朝鮮に数回送ったが、応答がなかった。北朝鮮の回答が遅れたことで、中国など第3国での開催の可能性が浮上したりした。

しかし試合当日まで3週間を残した状況で、北朝鮮が平壌での南北対決を正常に行うという意思を示しながら、韓国サッカー協会も安堵することとなった。

韓国サッカー協会は、北朝鮮が平壌で試合を開催する意志を示しただけに、予定通り平壌遠征の準備を続けていく予定だ。

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