韓国サッカー協会(KFA)は、カタールW杯を戦う韓国代表のため、ドーハにキム・ヒョンチェ調理長とシン・ドンイル調理師を派遣し、選手の献立を管理させている。
KFAが11月17日に公開した献立によると、選手たちは主に昼間に鶏肉、夕方に牛肉を食べていることがわかった。
14日から19日までの献立を見ると、昼食には鶏プルコギ、鶏肉の煮物、タッカルビ、鶏もも肉、鶏足肉の日本カレーソース、チキントルティーヤを食べている。ほかにも、太刀魚や鯛、イシモチなどの魚類も欠かさず摂取している。
また、夕方は牛カルビチム、牛トッカルビ、牛肉コショウ炒め、牛プルコギなどがメイン料理となっていた。
激しい運動をする選手たちにとって、タンパク質は必ず摂取すべき栄養素だ。
酵素やホルモン、抗体などの主要生体機能を遂行し、筋肉などの体組織を構成するのに役立つ。欠乏してはならない栄養素なだけに、KFAも選手たちの献立を徹底的に気にかけている。
韓国代表の選手たちの献立を担当する主人公は、シン・ドンイル調理師、キム・ヒョンチェ調理長の2人だ。彼らは2010年南アフリカW杯から代表の食を彩るベテラン調理師たちだ。
「豚肉を使うことができないだけでなく、酒を通じて臭みを抑えることもできないので、難しさはある。新型コロナウイルス感染症によって野菜、肉の需給が困難になり、苦労している」
そう明かしたシン・ドンイル調理師は、「食中毒が発生しないよう、衛生に最大限気を配っている。保養食(スタミナ料理)よりは健康的な食べ物、スーパーフードを提供しようと思う。小麦粉や揚げ物はなるべく提供しないようにしている。選手たちは韓国料理を好むが、それだけ食べてしまうとバランスの良く栄養を摂取出来ないため、ホテルの料理も一緒に提供している」と献立を説明した。
そして、「4年間頑張ってきただけに、怪我をせずに最善を尽くし、後悔のないようにしてほしい」と選手に応援メッセージを送った。
キム・ヒョンチェ調理長も、「献立は(カタールに)来る前から組んでいた。シン・ドンイル調理師とも協議している。夕食はチョンゴル(鍋料理)文化なので、チョンゴルに変化を与えている。テーブルを囲って食事をする楽しみがあると思う。そのような最新な部分まで気を使い、努力している」とし、「さらなる高みに進んでくれることを願っているが、まずは健康に、良い思い出を作ってほしい」とエールを伝えた。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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