ベスト4日韓大会でも顕著…韓国代表の歴代W杯ゴールに見る「意外な傾向」とは【韓国の視点】

韓国代表はパウロ・ベント監督が就任した2018年8月から現在まで計53試合(34勝12分7敗)を戦い、93ゴール(オウンゴール2点を除く)を記録した。

このうち、半分近くの48ゴールを後半に決めている。特に、「65分以降」では31ゴールだ。

もちろん、アジア2次予選などで格下の相手と対戦したこともあるため、歴代のW杯本大会の得点推移と単純比較することはできない。それでも、ベント監督が目指すサッカーにおいて、後半の得点比重が決して小さくないことがわかる。

W杯イヤーの2022年だけ見てみよう。

最精鋭のメンバーが集まった国際親善試合、そして国内組中心で構成されたE-1サッカー選手権を含め、韓国代表は計16試合を行った。

結果は11勝2分3敗で、33ゴール15失点を記録。このうち半分の17ゴールを後半に決め、「65分以降」では12ゴールを記録した。

興味深いデータもある。今年の代表戦で、後半に最も多くのゴールを決めているのはMFクォン・チャンフン(28、金泉尚武)で4ゴール。現在は兵役のため国内に復帰したが、過去にはディジョンやフライブルクと欧州でもプレー経験のある彼は、本大会でジョーカーとして活用される可能性が高い。

クォン・チャンフン

次点はキャプテンかつ絶対的エースのソン・フンミンで3ゴール。彼は6月に行われたチリ代表戦で後半アディショナルタイム1分、パラグアイ代表戦で後半22分、そして9月に行われたコスタリカ代表戦で後半41分に得点を決めた。

カタールW杯でグループHに入った韓国代表は、11月24日にウルグアイ代表、28日にガーナ代表、12月3日にポルトガル代表と対戦する。

2010年南アフリカW杯以来、3大会ぶりの決勝トーナメント進出をはたせるかどうかは、後半の出来にかかっていると言っても過言ではない。

(構成=ピッチコミュニケーションズ)

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