筒香嘉智の元同僚の韓国人野手チェ・ジマン、交換トレードでパイレーツへ「来季の主力一塁手に」

2022年11月11日 スポーツ一般 #MLB #野球

今年は320万ドル(日本円=約4億5391万400円)の年俸を受けとった。特筆して巨額というわけではないが、年俸調停権を保有しているため、来年の年俸引き上げは避けられない。他球団ならともかく、レイズとしては負担になりかねない状況であったため、ノンテンダーでの放出が有力だという評価が出た。

結果としてはノンテンダーではなかったが、レイズを離れることになった。チェ・ジマンはトレードを通じて新天地に移ることになった。

2016年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャーデビューしたチェ・ジマンは、ニューヨーク・ヤンキース、ミルウォーキー・ブルワーズを経て2018シーズン途中にレイズに移籍した。それまでは各球団で定着できずにいたが、レイズではフルシーズンを戦える清酒となった。2019年には打率0.261、19本塁打、63打点、OPS 0.822を記録し、2020年にはワールドシリーズの舞台も経験した。

持ち味の気さくな性格でチームメイトとも仲が良く、ファンからも多くの愛情を受けた。

ただ、2021年からは少しずつその立場が狭まり、股関節やハムストリング、肘などの負傷で戦列離脱の期間も多かった。結局、レイズがトレードを選択したことで、チェ・ジマンはブルワーズ所属の2018年以来4年ぶりにナショナル・リーグで戦うことになった。

(写真提供=AP/アフロ)チェ・ジマン

パイレーツがチェ・ジマンを選択した理由は明確だ。一塁手の明確な主力がシーズン通して不在だったからだ。

『MLB.com』は「パイレーツは2022年に一塁手で10人の選手が出場した。マイケル・チェイビス、筒香嘉智、ダン・ボーゲルバック、ジョシュ・ヴァンミター、ザック・コリンズなどだ。彼ら10人の合計成績は打率0.206、17本塁打、OPS 0.601だった。シーズン終盤には主力の一塁手不在で戦った」と伝えた。

なお、パイレーツにはパク・ヒョジュン(26)、ペ・ジファン(23)といった韓国人選手が在籍している。ベン・シェリントンGMは、「今年は多くの選手を一塁手として起用した。攻撃的で生産性のある一塁手が必要だ」と強調していた。

はたしてチェ・ジマンは新天地で期待に応えられるのか、来季の活躍を楽しみに待ちたい。

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