実際、三苫はイ・チョンヨンと体格が似ている。身長178センチ、体重72キロと細身だが、その個人戦術を基にウルバーハンプトンの守備陣を撹乱した。韓国のネチズンの見解のように、イ・チョンヨンの全盛期を彷彿させた。
1997年生まれの三苫は2020年にJリーグの川崎フロンターレでデビューした。左ウイングをメインポジションとするが、初年度からリーグ30試合で13ゴールを決めた。昨年は上半期まで20試合に出場し、8ゴールを記録。ブライトンのラブコールを受けてEPLに飛び込んだ。
入団初シーズンはベルギーのユニオン・サン=ジロワーズにレンタル移籍して経験を積んだ。リーグ27試合に出場して7ゴールを記録し、欧州ステージに軟着陸。そして今シーズンからブライトンに合流し、今回の試合まで10試合(先発3回)を消化したあと、ついにウルバーハンプトンを相手にデビューゴールを含め、2ゴールに貢献した。
三苫は日本代表としても大活躍中だ。今年9月23日、ドイツで行われたアメリカ代表との親善試合(2-0勝)でもゴールを決めた。今月11月20日に開幕するカタールW杯に出場する最終エントリーにも含まれている。