韓国プロサッカー連盟は10月17日、「HANA 1Q(ハナワンキュー)Kリーグ 2022大賞授賞式」の個人賞候補選定委員会を開き、今季Kリーグ1とKリーグ2の最優秀監督賞、最優秀選手賞(MVP)、ヤングプレーヤー賞、ベストイレブン候補を選定した。
候補選定委員会は、連盟技術委員、取材記者、解説委員など今季のKリーグの現場で多くの試合を見守った専門家で構成され、各チームが提出した部門別候補リストを基に、記録指標と活躍ぶりを考慮して4倍数の候補を選定した。
選定された候補を対象に、18日から各チームの監督(30%)、キャプテン(30%)、メディア(40%)が投票を行い、最終授賞者を決定する予定だ。
Kリーグ1、Kリーグ2の個人賞受賞者は、10月24日にソウル良才洞(ヤンジェドン)のThe-Kホテルで行われる「HANA 1Q Kリーグ 2022大賞授賞式」で発表される。
Kリーグ最優秀監督賞候補には、蔚山現代を17年ぶり優勝に導いたホン・ミョンボをはじめ、キム・ギドン(浦項スティーラーズ)、キム・サンシク(全北現代モータース)、チョ・ソンファン(仁川ユナイテッド)の4人の監督が名を連ねた。
最優秀選手賞(MVP)は、元アルビレックス新潟のキム・ジンス(全北現代モータース)のほか、キム・デウォン(江原FC)、シン・ジンホ(浦項スティーラーズ)、イ・チョンヨン(蔚山現代)の4人が競う。
キム・デウォンは12ゴール13アシストで、今季Kリーグ1の選手で唯一、ゴールとアシストともに二桁を記録した。キム・ジンスは全北現代の主力左サイドバックとして出場し、2ゴール3アシストを記録。毎試合で安定した守備力を披露した。
シン・ジンホは浦項の中盤の要として活躍し、4ゴール10アシストを記録した。イ・チョンヨンは今季、蔚山現代のキャプテンかつプレーメーカーとしてチームの優勝に貢献した。
ヤングプレーヤー賞候補には、カン・ソンジン(FCソウル)、コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)、ヤン・ヒョンジュン(江原FC)、ファン・ジェウォン(大邱FC)が名を連ねた。
カン・ソンジンは、昨季に準プロとしてKリーグに第一歩を踏み出した後、今季は1ゴール4アシストを記録するなど、FCソウルの有望株として今後が期待できる活躍を披露した。コ・ヨンジュンは6ゴール3アシストを記録する優れた活躍で、浦項の次世代エースに台頭した。
ヤン・ヒョンジュンはデビュー2年目にして江原FCの中核FWに成長し、8ゴール4アシストを記録。特には9月まで「今月のヤングプレーヤー賞」を4回も受賞した。ファン・ジェウォンはデビューイヤーながら大邱FCの主力DFに浮上し、1ゴール3アシストを記録した。
なお、ベストイレブン候補に選ばれたJリーグ経験者では、元清水エスパルスのイ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)、元FC東京、大宮アルディージャ、ガンバ大阪のキム・ヨングォン(蔚山現代)、元ガイナーレ鳥取、新潟、浦和レッズのレオナルド(蔚山現代)が選出。横浜F・マリノスから蔚山現代にレンタル移籍した天野純は選外となった。
Kリーグ2の最優秀監督賞の候補には、イ・ミンソン(大田ハナシチズン)、イ・ヨンミン(富川FC 1995)、イ・ウヒョン(FC安養)、イ・ジョンヒョ(光州FC)の4人の監督が選ばれた。
MVP候補は、元ギラヴァンツ北九州のアン・ヨンギュ(光州FC)のほか、ユ・ガンヒョン(忠南牙山FC)、チョ・ユミン(大田ハナシチズン)、チアゴ(慶南FC)が競合する。
ヤングプレーヤー賞候補は、オム・ジソン(光州FC)、イ・サンミン(忠南牙山FC)、イム・ドックン(大田ハナシチズン)、チョ・ヒョンテク(富川FC 1995)が競うことになった。
ベストイレブン候補には、元京都サンガF.C.、SC相模原、ザスパクサツ群馬、アスルクラロ沼津の石田雅俊(大田ハナシチズン)、元サガン鳥栖のニルソン(富川FC 1995)といったJリーグ経験者も選ばれていた。
Kリーグ1とKリーグ2のベストイレブンは、それぞれGK1人、DF4人(左1人、中央2人、右1人)、MF4人(左1人、中央2人、右1人)、FW2人で、ポジション別に4倍の候補選手を選んだ。
―監督賞候補(4人)
キム・ギドン(浦項スティーラーズ)、キム・サンシク(全北現代モータース)、チョ・ソンファン(仁川ユナイテッド)、ホン・ミョンボ(蔚山現代)
―最優秀選手候補(4人)
キム・デウォン(江原FC)、キム・ジンス(全北現代モータース)、シン・ジンホ(浦項スティーラーズ)、イ・チョンヨン(蔚山現代)
―ヤングプレーヤー候補(4人)
カン・ソンジン(FCソウル)、コ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)、ヤン・ヒョンジュン(江原FC)、ファン・ジェウォン(大邱FC)
―ベストイレブン候補
GK(4人):キム・ドンジュン(済州ユナイテッド)、ソン・ボムグン(全北現代モータース)、ユ・サンフン(江原FC)、チョ・ヒョヌ(蔚山現代)
左DF(4人):キム・ジンス(全北現代モータース)、パク・スイル(城南FC)、ソル・ヨンウ(蔚山現代)、イ・キジェ(水原三星ブルーウィングス)
中央DF(8人):アレックス・グラント(浦項スティーラーズ)、キム・ゴヌン(水原FC)、キム・ヨングォン(蔚山現代)、キム・ヨンビン(江原FC)、キム・オギュ(済州ユナイテッド)、ハリソン・デルブリッジ(仁川ユナイテッド)、パク・ジス(金泉尚武)、パク・ジンソプ(全北現代モータース)
右DF(4人):キム・ドンミン(仁川ユナイテッド)、キム・ムンファン(全北現代モータース)、キム・テファン(蔚山現代)、ユン・ジョンギュ(FCソウル)
左MF(4人):キム・デウォン(江原FC)、モドゥ・バーロウ(全北現代モータース)、ヴァレリ・カザイシュヴィリ(蔚山現代)、イ・スンウ(水原FC)
中央MF(8人):パク・ヨンウ(蔚山現代)、ペク・スンホ(全北現代モータース)、セシーニャ(大邱FC)、シン・ジンホ(浦項スティーラーズ)、イ・ギュソン(蔚山現代)、イ・ミョンジュ(仁川ユナイテッド)、チョン・ジェヨン(水原FC)、チェ・ヨンジュン(済州ユナイテッド)
右MF(4人):コ・ジェヒョン(大邱FC)、ヤン・ヒョンジュン(江原FC)、イ・チョンヨン(蔚山現代)、チョン・ジェヒ(浦項スティーラーズ)
FW(8人):グスタヴォ(全北現代モータース)、レオナルド(蔚山現代)、オム・ウォンサン(蔚山現代)、オ・ヒョンギュ(水原三星ブルーウィングス)、ゼカ(大邱FC)、チョ・ギュソン(全北現代モータース)、チュ・ミンギュ(済州ユナイテッド)、ホ・ヨンジュン(浦項スティーラーズ)
―監督賞候補(4人)
イ・ミンソン(大田ハナシチズン)、イ・ヨンミン(富川FC 1995)、イ・ウヒョン(FC安養)、イ・ジョンヒョ(光州FC)
―最優秀選手候補(4人)
アン・ヨンギュ(光州FC)、ユ・ガンヒョン(忠南牙山FC)、チョ・ユミン(大田ハナシチズン)、チアゴ(慶南FC)
―ヤングプレーヤー候補(4人)
オム・ジソン(光州FC)、イ・サンミン(忠南牙山FC)、イム・ドックン(大田ハナシチズン)、チョ・ヒョンテク(富川FC 1995)
―ベストイレブン候補
GK(4人):キム・ギョンミン(光州FC)、イ・チャングン(大田ハナシチズン)、チョン・ミンギ(FC安養)、チェ・チョルウォン(富川FC 1995)
左DF(4人):キム・ドンジン(FC安養)、イ・ウトゥム(光州FC)、イ・ウンボム(忠南牙山FC)、チョ・ヒョンテク(富川FC 1995)
中央DF(8人):キム・ミョンジュン(慶南FC)、キム・ミンドク(大田ハナシチズン)、ニルソン・ジュニア(富川FC 1995)、ペク・ドンギュ(FC安養)、アン・ヨンギュ(光州FC)、イ・サンミン(忠南牙山FC)、イ・チャンヨン(FC安養)、チョ・ユミン(大田ハナシチズン)
右DF(4人):トゥ・ヒョンソク(光州FC)、パク・チャンジュン(富川FC 1995)、イ・ジョンヒョン(大田ハナシチズン)、チェ・ジュン(釜山アイパーク)
左MF(4人):キム・ジョンファン(ソウルイーランドFC)、ウィリアン(大田ハナシチズン)、イ・サンホン(釜山アイパーク)、イ・シホン(富川FC 1995)
中央MF(8人):キム・ヒョンウク(全南ドラゴンズ)、石田雅俊(大田ハナシチズン)、パク・ハンビン(光州FC)、アンドリゴ(FC安養)、オ・ジェヒョク(富川FC 1995)、イ・ドンリュル(ソウルイーランドFC)、イ・サンミン(安山グリナース)、イ・スンミン(光州FC)
右MF(4人):モ・ジェヒョン(慶南FC)、ソン・ソギョン(金浦FC)、アコスティ(FC安養)、オム・ジソン(光州FC)
FW(8人):フェリペ・カデナッツィ(ソウルイーランドFC)、レアンドロ(大田ハナシチズン)、ユ・ガンヒョン(忠南牙山FC)、ユン・ミンホ(金浦FC)、ジョナタン(FC安養)、チアゴ(慶南FC)、ハン・ジホ(富川FC 1995)、ヘイス(光州FC)
(文=姜 亨起/ピッチコミュニケーションズ)
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